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雨でも仲間はやって来てくれた。

前夜に降った雨が早朝まで残っていた。
しかし、天気予報を確信して、起床するやいなやお構いなく、根岸のトレーニングの決行を60人に及ぶ全仲間に配信。
実はメールの本文や、アドレスは前日の内に打ち込み「保存」。そうでもしないと、朝の起き掛けのぼんやり頭ではこんな真似はとうていできない。

 う~んやっぱりやってみるべきだったね。小雨の残る根岸には8名もの仲間が現れてくれた。
ここでまた女性を褒めなければならない。参加8名の内、5名が女性。やはりここぞという時の気持ちの強さは、われわれ男にはとてもかなわない存在。それが女性だ。
           
 本日のトレニング内容は、毎年この時期の定番となっている「ロード周回と芝生コラボの2KコースRUN2時間走」
目的は、言うまでもなくこの秋から冬にかけてのフルマラソンシーズンを前にした走り込み。
この走り込みという基本的な行動が、最近のランナーにはまるっきり出来ていない!
          
 先日も私牧元は相模原での『第1回東日本ハーフマラソン』の役員をやってきた。
その時の10Kもハーフも何千人も出ているのに、男子の優勝者は30年前のこのレベルのベスト30位にも劣るもの。鈍足だった私でさえ優勝できるタイムだった。

 さらにハーフでは、かつて20年以上前、磯子の『神奈川マラソン』の役員をやっていた時の記憶では、スタートから2時間を過ぎると交通規制が解除となり、ランナーは舗道を走らされていたが、残ったランナーの数はほんの数えるほどポツリ・・・ポツリ・・・だった。
しかし、数年前頃からこのかつての制限時間の2時間あたりが、一番ランナーの密度が濃いあたりに・・。何だかかつての私の記憶が「夢だったのか?幻だったのか?」「いや現実に確かにこの目で見たかつての光景に間違いはない!」最近はいつも役員をやらされるたびに「幻じゃあなかったよな?」と自問自答を繰り返すばかりとなっている。
               
 要するに「走る人」は膨大な数に膨れ上がったが、「ランナー」と呼ぶにふさわしい人の数は激減している現実を私は複雑な思いで見ている。
そこで、せめて根岸の私の旗の下に来て下さる方々には、遅いの速いのではなく、大会に出る上での最低限のランニング知識だけでも伝えたい・・この一心で毎週根岸に通っている。  
同時に、少しでもトレ-ニングというものを真摯に捉えたならば、スーパーヒーロー間違いなしの時代も現実にやって来ている。「ちゃんと・・しっかりと走って」上のまた上を目指そうよ。
RUN☆TMの牧元はその方法を・・伝授できる指導力を持ち合わせているので、是非根岸に来て下さい。男性も、女性も・・。  牧元
                                  

夏の終わり・・秋の始まり・・。

 9月が終わる。いよいよ来月からは10月に入り、また大会が目白押しの季節がやってくる。
今の我々の世界の市民ランナーは、夏は暑いからと言って走らず、秋~冬は相次ぐ大会、また大会にエントリーすることによって、トレーニングで走力に磨きをかけるというよりは、世の流行というか、そういった類のものに一緒に押し流されてしまっていて、走っているのだか、仮装行列なのか?カーニバルなのか分からない巨大な人、人また人の群れにごちゃまぜにされているだけとしか見ることが出来ない。
それがファッションとでも言いたげな、走る人(決してランナーとは呼ばないし、仲間に来てほしいとも思わない)
まあ、それをこれ以上とやかくいうのはよそう、走りに対しての考えの違いなんだから。
 しかし、仮にもマラソンやそれに類するランニング大会に出るのだったら、またその行動を「スポーツ」として捉えるのならば、やはりそこには下準備というものが必要なのではないだろうか?
 スポーツ以外の例えば芸能の世界でも、シナリオも覚えず、アドリブだけでその世界で食っていこうなどと思ったら、それらはいつの間にか霧消と化してしまうのと同じ、どんな世界でも『本物』でありたいと。
            
 私たちRUN☆TMの特に土曜午前中の仲間たちは、夏でも冬でも、各自の都合で毎週は来れなくとも、約60人の仲間が入れ代わり立ち代わり訪れてくれて、毎週15~20人前後の集まりになっている。一つのランニングの集まりで仲間の30%もが毎週参加するなんて考えもつかない数字であり、大成功である!こういう人たちこそ、走るのが速くても遅くても本当のランニング好きのランナーではないかと思っている。さらに主催側も身内のように大切に思い、極めて絆の深い良好な間柄を作り上げることにつながっている。

 ほぼ、毎週のように初参加者は一人二人と現れてくれるが、ちゃんとした筋の通ったランニングを提供しようとすると、3、4人に一人ぐらいしかリピーターとしては後に現れてくれない。走ることは『スポーツ』であり、ちゃらちゃらした『ファッション』ではないので、主催者にも初参加者をふるいにかけて当然だと自負している。
 それは走るのが速い、遅いを度外視した、人と人の適切な間柄の世界に等しい。
トレーニングを抜きにして、現在のマラソンやハーフその他10Kレースをなどを、いったいどういうジャンルで捉えたらよいのか?私には全く見当のつかない世界が広がってしまっているような気がしてならない。
                       
9月30日(土)この日のトレーニングは「レペティショントレーニング」3000m~2000m~1000m~2000m~3000m。前半は身体のキレを試してもらい、後半は持久力を向上してもらうためのトレーニング。
一本目の3000mで、脚力の差がはっきりと判明するので、2本目からは2グループに。後半はさらに各自の差がはっきりするのを待って、3つ目、4つ目のグループに細分化。こうすることによって、速いグループも遅いグループも終わってみれば、そこから達成感を汲み取ることができていたはずだ。
                          
 若い人たちも加わり始めて、RUN☆TMはこれからが面白くなっていきます。
速く走ることばかりではない。また、小さなランニングという狭義の世界に留まらず。何歳になっても、どんな世界に現存するにしても、人間性の向上は常に目指さねばならない。
ぼんやり過ごしていると一生は早く終わるぞ!   牧元

                             
      デザイナーであり、Tシャツプリントも手掛ける主催者牧元の作品を、着てくれる仲間が多いのもうれしい!

主催を支えてくれるのは、ランナーであり、仲間であり・・。

 5年前にそれまで12年間封印してきた『横濱イヴニングラン10Kレース』をひょんなきっかけから再興して、早くも5年の歳月が流れ、新設の現行のイヴニングランも24回大会を数えた。
 参加者の顔ぶれも、ランニングそのものの質も、また公園使用の状況も大きく変わっていく中での運営は、変化に対応することから始まりと、継続することの難しさも痛切に感じた今年度でもあった。
 そうした中で、私に継続する力を支えてくれた大きな力が2とおり存在していたことをないがしろにすることは出来ない。
 一つはマニアとなって下さっていた多数の参加者の存在だ。
 中には、西暦2000年の時まで参加し続けてくれたランナーとの再会と、数名のその時のランナーの今日までの支えである。また5年前から参加し続けてくれたランナーの中にも、大会そのものを気に入って下さり、常連となられた方など、その存在過程はさまざま。
 一方では、主催者牧元が運営するRUN☆TM仲間の献身的なサポート。ちょうど働き盛りの年齢の世の中で活躍している仲間の存在だ。この仲間がなかったら、これほどまでの回数は重ねて来れなかっただろうとつくづく思う。
 特に、細かいところに気を巡らせてくて、中心となってくれている数人の女性の存在が非常に大きいし、心から感謝している。
                                     
 ところで、今回は今年度リーグ戦(5戦)の最終戦。予想していた常連参加者の上位入賞の結果を得た。そうした中できらりと光る若手18歳女子ランナーの台頭が今後に希望の光を与えてくれた一幕も。
 このMさんは6月のこの大会に初出場の時は、10Kを47分だったのが、3か月後の9月23日には5分近く縮める42分49秒にまで急成長。若さというものは恐ろしいものだと。同時にそれが主催者にも力を与えてくれた。
 ちなみに前号のこのコーナーでも紹介したが、『根岸の風クロスカントリー』でも衝撃デビューをした「あの女の子」。
             
 ついでですが、今回の参加賞Tシャツは参加者から好評だった。もちろんデザインもプリントも毎回の如く、主催者牧元の作品。 本業はTM工房を運営するデザイナー、こちらも来年で40周年。
                                       

なお、9月23日の大会結果は、今週末までにはホームページ上のトップページ下段の「メニュー」よりご覧いただけるようになります。   

クロカン走。一歩踏み込んでみると、こんなに幅広く、楽しみを与えてくれるランニングはありません。 ロードばかりじゃあなく、たまには一緒に芝生を・・木立を・・走ろうよ!    牧元
 
 
 

 

第23回 根岸の風クロスカントリー大会。

 春夏秋冬それぞれの季節を感じる、年4回のRUN☆TMの内のクロスカントリー大会。もちろんメディアを通じての募集も行っているが、クロスカントリーそのものが市民ランナーに根付いていない現在の歴史の浅い一般的なランニング事情。だから面白いし、爽快だし、ランナー同士も、また主催側とも一体になれる。また、混みあったレース事情の中にあって、スタートから自然を相手に飛び出して、自分ペースで走り出せる気分の良さもある。
一度この爽快感を覚えたら、また新たな走りの世界を楽しむこと間違いなし・・。なのに一歩踏み込むことが出来ないのが日本人の国民性なのか?周りの人間の動きに右にならえをしていれば安心? この主観は当たっているか外れているか分かりませんが、おそらく今の市民ランナーの視点からすればあながち「ハズレ!」ではなさそうですね。でもクロカンマニアは着実に増え続けていることは、根岸に毎週通ってRUN☆TMと向き合っている中で確かな手ごたえを感じていることだけは確かです。
                   

『根岸の風クロスカントリー大会』はRUN☆TM主催で、毎年季節の変わり目の3月、6月、9月、12月の年4回、根岸森林公園に特設全芝生の2Kコースを設定して、これを4周するレース。
一回ずつの上位表彰は行わず、世界を転戦するトラック競技のリーグ戦、『ダイヤモンドリーグ』を真似て、4戦をトータルで競うもの。したがって上位表彰は4戦すべての点数によるトータルで男女別に決定する。
2つのルールも設け、4戦中最低でも2戦以上の出場と、12月の最終戦への参加を表彰対象としている。
 いつも最下位に甘んじているランナーが、得点を重ねることによって、自分より下に何人ものランナーが存在したりする面白さもある。気が付いてみたら、カメがウサギより先に・・、なんてこともごく当たり前のように毎年起こる。
               

 今回のレース、今年3戦目のレースには、今年の過去2戦、ここまで女性の参加者が極めて少なかったのが、いきなり男女半数の盛り上がったレースとなった。メディアを通じてのRUN☆TM以外の参加者も多く、台風の接近で急に涼しくなった条件にも恵まれ好記録が続出。特に最近RUN☆TMのイベントに積極的に参加して、記録を急上昇させている18歳の女性が、今回の大会での男女総合で4位に入ってしまうサプライズ!この記録は23回目を数える中での女子の部歴代2位の快挙!小さな大会がひときわ大きく思えたほどだった。
*今回の記録はRUN☆TMのHP上でも、今週末にはご覧いただけると思います。
                 
                                 
主催者牧元がデザイン~プリントの 参加賞のトートバッグ。

 いつも根岸森林公園に立つと思うのです。ものすごい数で増え続けているランナーのほんの一握りでも、クロカンに目を向けてくれる人がいても良いのではないかと。
「いや、待てよ!?」そろそろごちゃごちゃひしめき合うランナーの世界が次第に枝葉を張り巡らせてくる時期が、もう目と鼻の先に来ているのではないか? まあ、自然の摂理からも希望的観測も兼ねて、そう思うようにしています。 「みなさん!何事にも夢をもって生きていきましょう」  牧元

ランナーにランニングを教えている? いや、それはちょっと違うんじゃない?

 台風が小笠原近辺から動かない影響で、今日も横浜は朝から雨。低気圧の影響からか、気温も肌寒さを覚えるような午前中となった。
こうなると、森林公園は人手がほとんどなく、芝生は我々10人用の大庭園!贅沢なステージが用意されていた。
        

 また、集まったメンバーに話題も多く、今日を最後にアメリカに赴任される**さん、あるいは『横濱イヴニングラン』で10K45分台を出して、男女をひっくるめた総合でも4位に入った鶴見の18歳の女性。
 ほかにも初参加のトレラン好きの近くの本牧に住む女性(この方も素晴らしい走りっぷり)。加えてRUN☆TMの若きエース的女性の**さんがいて、3人が競り合う芝生上の走りは、久々に見る?なんていったらウチの他の女性には失礼でしょうけど、「これがトレーニングというものだ!」と言わんばかりの走りだった。
 こんな書き方をすると、他の女性から「どうせアタシなんて!?」と言われそうですが、こういうフレッシュな走りをするランナーが参加しやすい下地を作って下さったのは、ほかでもない男女を含めた仲間みんなの支えがあり、雰囲気作りもあっての当然の結果として、今日があったことに間違いはないのです。
「牧元よ、コメントがちょっと苦し紛れではないのかい?」「いえいえ、決してそんなことはございません!」本音です!
       
RUN☆TMには、今度の9月16日は磯子の峰町でBBQパーティがあったり、春には横浜駅伝への大挙出場で盛り上がったり、暮れには忘年会があったり、こうしたことを企画サポートしてくれる仲間の存在が大きい。
またRUN☆TMヘッドの牧元が企画する『横濱イヴニングラン』年5戦。『根岸の風クロスカントリー大会』年4戦についても、常に気に掛けてくれて、救いの手を差し延べてくれている。心優しい人たちだ。
       
ランニングの集まりばかりでなく、あらゆる組織、企業や公共団体、繁盛している店舗の絶対条件は、経営者の力にプラスアルファした支える力の存在がなくして、成功や成長は考えられない。
RUN☆TMは営利団体ではないが、多くのランニング仲間の自発力よってに支えられ今日がある。
今月は創設9年。いよいよ来年は10周年となる。
リードを取って来た牧元の走力は、確かに衰えを見せている。
 しかし、これに反比例するような形で、より深くランニングを知り、その底が知れない神髄に少しずつ近付いているような感じも最近している。
そこには、ランニングそのものの走り方をとやかく言う前に、まず語り手自身が己を知り、表面だけのランニング論だけでは済まされない部分(例えば心理面とか哲学とか)をしっかりと把握、確立し、認識してこそ本物の指導者に成長するものだと、今気づき始めている。
         
 今、RUN☆TMのランニングを通して感じていることは、私が彼らの記録の向上とかも含めて、私も彼らも日々の生活の中でいかにランニングがメリットとして存在するかである。
 根岸でのトレーニングいうテーマに向かい合う中で、彼らに走りのノウハウを教えているのでもない。
 彼らと接触する中で、どれほど私自身が自らを人間成長に繋げていくことが出来ているか。そしてその副産物として、ランニングのことを感じたままに正直に伝えている自分にも、RUN☆TMを通じておこぼれがいただけたらと思う。 ただそれだけだ。
そう思うと、RUN☆TMは牧元にとっては『無限』の存在に思えてくる、とてつもなくデカいモンスターだ。
この、偶然に出会った仲間からの、毎回の参加料500円ばかりでなく、非常に価値の高い付き合いが続いていることに『感謝!』あるのみだ。 極上の・・大好物の『プレミアムモルツ』のような仲間と出会えて牧元は非常に幸せです! みんなに出会えて良かったと。    牧元隆芳

小雨、こんな素晴らしい自然条件に、なぜ人は走ることを避けるのか?

 人間が少しずつ『生き物』から離れつつある。この日ほど根岸森林公園に立ってみてそう思ったことはない。
朝の雨がなかなか上がらずに、「雨天決行」を夏場のトレーニングの集合条件に定めていたので、主催者としては当然の行動を、当たり前のように実行していた。
参加者は8名。少ないのは予想しており、むりろ8人もよく来てくれたと。同じ時間帯に同じようなトレーニングを行っている別のクラブではほとんど走る姿は無し、親しい友人がいたので「今日はどうしたの?」と尋ねたら「雨だからですよ・・」と。
               
 その小雨の織り成す素晴らしさがあるではないか?と私は思った。まず、猛暑が続いていた連日にあって、フッと深呼吸でもしたくなるような外気。そこにミスト(霧雨)を肌に感じるこの涼しさの大きな恩恵。
多分大半の方々が「雨・・?濡れるのが嫌だから。」と言うことになってしまうのでしょう。ならば比較してみると良い。ジトジトとジーッとしていても気持ちの悪い、絡みつくようは不快な汗が良いのか?大好きなランニングをしかも多少は雨に濡れるが、小雨を感じながらも涼しく走るのが良いのか? (ここから先の回答は私は出しません。)
              
 芝生走で60分を各自ペースで。走る前に、この日から森林公園の一部でもある、米軍(NAVY)側にある急斜面の芝生と長めの階段を基礎トレーニングの場として設定した。
このトレーニングにはわけがある。最近の走っている人(ランナーとは敢えて言いません)に基礎体力が全く伴っていない人ばかりが目に付く。
これでは、芝生でクロカンだのファルトレクやヒルトレーニングがどうのこうのと言うことはできない。
そこでまずは、今後も含めて、根岸のRUN☆TM土曜トレーニングでは、基礎走力の見直し、別の言い方をすれば『体幹』に目を向けなければ、相変わらずの頭が下を向きっぱなしになっている「へっぴり腰」走法の世界は続くだろうし、仮に記録は伸びても伸びしろはごく浅いものに留まってしまう。
               
 同時に「RUN☆TMに参加したらどういうメリットがあるのか?」ということについても、さらに明確なものを、世の「走る人たち」にアピールしたいと思っている。
「走る人たち」に留まるのか?遅くても良いから「ランナーになりたい」のか、このコンセプトをしっかりと意識して、さらにRUN☆TMを(参加者の数ではなく)成長させたいのも組織としての目標の一つと捉えている。
                
*この日は参加者の中から、20回以上根岸に参加して下さった仲間に「特製Tシャツ」を渡した。(ちなみに主催者牧元はプリントとそのデザインを本業としているので、その自信作を渡している。)
裸足のまま、濡れたまま貰ったTシャツを掲げる参加者・・なんだか無心であって凄くかわいいですね!   これがRUN☆TMです!    牧元

山西哲郎先生の『自然流セミナー』

 RUN☆TMが発足してやがて9年。初めて外部から超一流の指導者を迎えてのセミナーを催した。
先生は、今の市民ランナーの世界の礎を40年以上も前から指導されている、群馬大学名誉教授ほか日本オリエンテーリング学会会長など、数多くの肩書を持っておられる知る人ぞ知る山西哲郎先生。
先生のランニング理論は自然流ランニング哲学。
仲間が定義づけてくれましたが「ランニングのことを科学する指導者は無数に存在するが、ランニングを『哲学』する指導者は山西先生しか存在しない!」とキッパリ!まさに的を射た見解だ。
山西先生とRUN☆TMの牧元とは、42年前からの付き合い・・というよりは、牧元が師とあがめる指導者で、現在の根岸トレーニングも大半が山西先生からの影響を受けたもので占めている。
その『元祖』が、群馬の前橋から7月22日(土)根岸森林公園までご指導に来て下さったのだ。
         
 現在存在する、大半のランニング指導者の理論と実技の中心は、月間何キロ走れなどの距離を踏むことなど表面的な教えが大半。着地からどう身体を移動させ・・腕の振りは・・?姿勢は・・? それは走る上で大切なことなので間違った考えであるとは言わない。むしろ初歩の指導には決しておろそかにできない通り道だ。
 しかし、教えられたそのイメージを、走り出してからどこまで保つことができるか? おそらく大半のランナーはほんの始めのうちだけだろう。そこには距離を踏むにつれ疲労という足を引っ張る要素がつきまとうだろうから。
           
 山西先生の理論の中心は、光、風や目に映る風景、そこから自分の心、そしてランニング自体に自然が語りかけるもの。つまりランナーとしてよりも、一人間が走るという行動を起こしている時に、自然界から伝わって来るものを決してないがしろにしていない。そういった感性をランニングの中にいかに取り入れるかが先生の理論の中核を作り上げている。だから「ランニングを哲学する」指導者なのです。
牧元は難しく綴ってしまいましたが、理論的にはフォームやタイムのことを理解し自分のものとする理論の方が、どれだけ一般の市民ランナーには難しいこととして捉えるだろうか?
             
 先生の実技は、背景が芝生ということもあったが、いきなり「裸足になりましょう。」から始まり、セミナーが終わるまで参加者はシューズを履くことはなかった。
足裏全体に伝わって来る、シューズでの感触と全く異なった感触にも、たちどころに慣れ親しませてしまう先生の指導力。
 最後に落ちた枯れ枝で足裏が痛いはずの木立にまで、そのまま入り込んでのストレッチ。妙に違和感を感じない足裏に感じる感触だった。
          
 まだ、先生の教えや理論はこの場で伝えたいことはヤマほどあるが、最後に先生は牧元に「年に2度ぐらいは(根岸に)来ても良い」と言って下さった。
わが仲間にも、仕事や家庭の都合で参加できないことを非常に残念がっていた仲間が多数出たが、先生の最後におっしゃった「また来る」の一言は、来れなかった仲間や、ネットでこの記事を見た方々に光を与えて下さった。
 主催者RUN☆TMの牧元も、今回一回こっきりで終わらせるつもりはありません。
              
 最後に、先生の最近の御著書を紹介しよう。『三途の川を走って渡ろう』柏艪舎/発売:星雲社 定価:1,500円 書店やネットでも購入できます。
中高年ランナーばかりが読む本ではなく、山西先生のランニング哲学が網羅された名著だ。ぜひ若い皆さんも御一読を。    牧元

トレーニング企画の中で感じる安定期。

 気温が30度を超えるようになってきた。こんな中でも、この集まりの参加者数はこの一年バラつきが無く、参加者全ての心の安定ぶりを垣間見ることが出来る。バラつきがないということは、主催者にとってみればこれ以上の安心感はないわけで、フタを開けてみないと分からない想定外やバラつきが、この一年ほとんど見受けられない。となると、トレーニングスケジュールも立てやすくなるし、より的確に季節に合わせた、あるいはシーズンに合わせた内容を提供できるようになってくる。
            
 最近、特に思うことはこの15人前後という参加者数は多すぎず、少なすぎず、仲間同士もまとまり易い、走り易いし楽しいし・・すべて良好なようですね。
 さらに、毎回の参加者15人前後が、一定の常連ばかりではなく、60人いる仲間の日頃の家庭生活や仕事上の都合などに合わせて、3分の2近くが前週と入れ替わっている。理想的なローテーションを各自の都合が自然と作り上げている。かと思えば、ここに何カ月も、あるいは何年も来れなかった仲間がヒョイと顔を見せてくれたりもする。こういう集まりを主催している人間でしか分からない、とてつもない嬉しさがここにはある。だからやめられない。やめれば人を・・夢を・・壊してしまうことになる。ハチ公は渋谷駅でご主人様を命尽きるまで待ったという・・・。(私の祖母は渋谷で本物のハチ公を見たと言っていました。) 主催者牧元も来れなくなってしまっている仲間をずうっとここ根岸森林公園で待つつもです。可能か限り・・・。
                   
この日(7月8日)はこの夏初めての30度超えの晴天の中の走りとなった。あらかじめ天気予報から分かっていたので、芝生上で炎天下にさらされっ放しになる持続走は避け、3分の2を涼しい外周の木立のトレイル(1,320m)。3分の1を芝生(680m)の合計2,000mとし、その芝生にしても涼味を感じる池のほとりを通るコースを織り交ぜた。案外ランナーは口が重く「良いのだか?悪いのだか?」の意志表示は伝わってこないが、無口の中にもポツリと漏らす「走り易かった・・」の一言。まさに主催者の命綱として伝わって来ることが多い。まあ、ギャースカしゃべりっぱなしになっている、夜明け前のカラスのような参加者よりはずうっと良いですし、集まりとしての品位も保たれるというものです。 まさに Silence is Golden なのであります。(英語使っちゃったぜ!)
              
 てな訳でほどよい参加者数13名での、なんだかとっても気分の良いトレーニングは無事に終わりました。ご参加ありがとうございました。 池のスイレンきれいでした。今年初めてギンヤンマも舞っていました、心洗われた気分。根岸森林公園って繁華街の近くとは思えないここは別世界。こういう所に来て走らなければ・・。「人間は生き物です。生き物には自然の息吹が必要です。もちろんランニングにもです。」 あ・・そういえば周回トレイルで、リスのゲゲゲという声を聞きました。 周回トレイルはジャングルで、芝生はサバンナです。タンザニアのような・・?。しかし肉食獣や空を舞うハゲタカなどの猛禽類の餌食になったりはしませんから、安心してインパラやトムソンガゼルになり切って下さい。「自然走」ロード走の少なくとも3倍は楽しめます。3倍はロード走より効果は上がります。まちがいなく・・・。    主催者:牧元 
                            

やがて再びこの時代が必ずやってくる!手作り大会『横濱イヴニングラン』

『横濱イヴニングラン・10Kレース』第21回大会(通算87回大会)横浜・根岸森林公園ロード周回コース:午後5時スタート。
夏場の5月~9月の5か月間、月に一回ずつ行われている夕方の10Kレース。今回の参加者は男女含めて24名。理想的な数の参加者数だと思っている。
優勝者は38分台と決して速い部類には入らないが、昨今の市民ランナーのレベルの大幅低下からすれば、10Kサブ40は立派な数字。女子の47分01秒も「良く走った・・!」のではないか?
しかしこのイヴニングランの狙いは、どこの大会に行ってもスタートからしばらくはぎゅう詰め状態。「今のランナーが可哀そうでならない。」せめてスタートから自分の意のままに走らせたいという発想から始まっている。
     
この大会は5か月間毎月1回開催の5戦をトータルとしたリーグ戦でもある。
世界の超一流アスリートが半年にわたり、アメリカやヨーロッパなど14か国を転戦するトラック&フィールド競技『ダイヤモンドリーグ』を模して、イヴニングランも規模は小さいながらもリーグ戦形式を楽しんでいる。
表彰形式も各大会上位部門別に3位までに留め、リーグ戦での得点を累計して、第5戦の最終戦終了後、各部門6位まで表彰。今のマンモス化してしまった大会ではもらうことが出来ない入賞メダルも、点数制という結果がもたらすご褒美となってくる。まさに努力の大会、それがリーグ戦の良さでもある。
      
やがて、今のマンモス化している各地の大会の形式も、そのうち変革期を迎えるだろうし、このごった返しのマンモス化し過ぎている大会そのものが、今のまま何の変化もなく続くことも考えれれないし、絶対にありえない!
だいいち、こんなごった返しのレースを「楽しい」などと言っていることにも時々疑問に感じる時がある。なぜみんなこんな大会が楽しいのだろうか?大勢人が集まるからなのか?何だかそれも解せないはなし。
その先に見え隠れするものは、走り仲間がみんなで知恵を寄せ合って楽しんでしまうオリジナルでかつ個性豊かな大会の時代が必ずやってくると。
       
この横濱イヴニングランの歴史はかなり古い。1990年から10年間66レースを開催。今と同じ場所、同じコース、同じ距離で続けてきたが、途中7年間主催者牧元の一身上の都合で中断。
それを2012年に復活させて今日に至っている。
そうこうする内に主催者も70代になり、どこまで続けられるか分からないが、ここに私をサポートしてくれるRUN☆TMの素晴らしい多くの親しき仲間が後ろで支えてくれる限り、まだまだ大丈夫かと思っています。 牧元
                     
 *なお、大会の結果はRUN☆TMのホームページより、今週中には見ることができるようになります。

根岸トレに限らず物事の全て、工夫をし、諦めないで続けていけば、必ずその先に何かが見えてくるはず!

ヒルトレーニングはある程度の起伏地と、自然に恵まれた広々とした背景が必要。そして大切なのが、思い切り大きな動きが伴うトレーニングなので、下り坂での膝や足首、腰部への着地時に受ける衝撃を吸収できる柔らかい芝地が必要。こうしてみると、都市型の公園ではなかなかこういう条件に恵まれた所は少ない。
根岸森林公園は起伏にもかなりな傾斜があるとともに、柔らかい芝の地面が広大に広がる、市民ランナーにとってトレーニングをする背景としては願ってもない背景が存在する。
しかし、この公園に走りに来る大半が、芝地や外周の木立のトレイルには見向きもせず、周回ロード一辺倒の走りに徹してしまっているのが現状。
まあ、こうした一般の走る方のことはとやかく言うのはよそう。その方々はそれぞれの世界の中で、根岸森林公園の良さを捉えてここに来ているのですから。
        
        
RUN☆TMの主催する根岸トレーニングには今回も15名のランナーが訪れてくれた。常連が殆どだが、今日は初参加者が藤沢市と東京の板橋区から来て下さった。
こうした初参加者の中から、ここでのトレーニングが気に入って定着してくれた仲間の数は、9年間で60名を超える数になってきている。
働き盛りの年齢の皆さんが中心なので、毎回必ずというわけにはいかないのは当然。来て下さる方は、毎週約10名~15名。時には20名を超えることもある。
一番忙しい年齢層の皆さんが、敢えて土曜の午前中にその日の予定の中で根岸を最優先に考えてくれて、電車やクルマで来てくれる。この点を考えただけでも参加者一人一人にただただ感謝をするばかりだ。
毎週必ずというわけにはいかないでしょう。今日も15名が来て下さった。聞くところによると、明日は近隣のあちこちで大会があるという。そのため今日は来れない仲間も多かったと聞く。まあ、それはそれで良いのでは。
              
              
しかし、私は思うのです。今はまだレース出場を優先とするランナーが大半だが、ランナーの世界と限らず、世の中そのものは少しずつ動き、変化し、進化をして行くのが常。そうした中での個々のランナーのランニングそのものに対しての捉え方も、ここ1、2年を見ていても、少しずつ変化をして行っているのを感じる。こうした激動のRUNの世界の中で、果たして今の形はどう変化していくのか見ていくのは、非常に面白いものを感じる。そして良い予感も感じるので、RUN☆TMのためにも、今しばらくこの世界を眺めていこうと思っている。一筋縄では思いのとおりに物事は進まないでしょう。しかし、努力をし、諦めないで続け、工夫を心掛けていけば、どんな世界にも見えてくるものが必ずあるはず。RUN☆TMの世界にもです! この集まり、実に先行きが楽しみな集まりですね。   牧元