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山西哲郎先生の『自然流セミナー』

 RUN☆TMが発足してやがて9年。初めて外部から超一流の指導者を迎えてのセミナーを催した。
先生は、今の市民ランナーの世界の礎を40年以上も前から指導されている、群馬大学名誉教授ほか日本オリエンテーリング学会会長など、数多くの肩書を持っておられる知る人ぞ知る山西哲郎先生。
先生のランニング理論は自然流ランニング哲学。
仲間が定義づけてくれましたが「ランニングのことを科学する指導者は無数に存在するが、ランニングを『哲学』する指導者は山西先生しか存在しない!」とキッパリ!まさに的を射た見解だ。
山西先生とRUN☆TMの牧元とは、42年前からの付き合い・・というよりは、牧元が師とあがめる指導者で、現在の根岸トレーニングも大半が山西先生からの影響を受けたもので占めている。
その『元祖』が、群馬の前橋から7月22日(土)根岸森林公園までご指導に来て下さったのだ。
         
 現在存在する、大半のランニング指導者の理論と実技の中心は、月間何キロ走れなどの距離を踏むことなど表面的な教えが大半。着地からどう身体を移動させ・・腕の振りは・・?姿勢は・・? それは走る上で大切なことなので間違った考えであるとは言わない。むしろ初歩の指導には決しておろそかにできない通り道だ。
 しかし、教えられたそのイメージを、走り出してからどこまで保つことができるか? おそらく大半のランナーはほんの始めのうちだけだろう。そこには距離を踏むにつれ疲労という足を引っ張る要素がつきまとうだろうから。
           
 山西先生の理論の中心は、光、風や目に映る風景、そこから自分の心、そしてランニング自体に自然が語りかけるもの。つまりランナーとしてよりも、一人間が走るという行動を起こしている時に、自然界から伝わって来るものを決してないがしろにしていない。そういった感性をランニングの中にいかに取り入れるかが先生の理論の中核を作り上げている。だから「ランニングを哲学する」指導者なのです。
牧元は難しく綴ってしまいましたが、理論的にはフォームやタイムのことを理解し自分のものとする理論の方が、どれだけ一般の市民ランナーには難しいこととして捉えるだろうか?
             
 先生の実技は、背景が芝生ということもあったが、いきなり「裸足になりましょう。」から始まり、セミナーが終わるまで参加者はシューズを履くことはなかった。
足裏全体に伝わって来る、シューズでの感触と全く異なった感触にも、たちどころに慣れ親しませてしまう先生の指導力。
 最後に落ちた枯れ枝で足裏が痛いはずの木立にまで、そのまま入り込んでのストレッチ。妙に違和感を感じない足裏に感じる感触だった。
          
 まだ、先生の教えや理論はこの場で伝えたいことはヤマほどあるが、最後に先生は牧元に「年に2度ぐらいは(根岸に)来ても良い」と言って下さった。
わが仲間にも、仕事や家庭の都合で参加できないことを非常に残念がっていた仲間が多数出たが、先生の最後におっしゃった「また来る」の一言は、来れなかった仲間や、ネットでこの記事を見た方々に光を与えて下さった。
 主催者RUN☆TMの牧元も、今回一回こっきりで終わらせるつもりはありません。
              
 最後に、先生の最近の御著書を紹介しよう。『三途の川を走って渡ろう』柏艪舎/発売:星雲社 定価:1,500円 書店やネットでも購入できます。
中高年ランナーばかりが読む本ではなく、山西先生のランニング哲学が網羅された名著だ。ぜひ若い皆さんも御一読を。    牧元

トレーニング企画の中で感じる安定期。

 気温が30度を超えるようになってきた。こんな中でも、この集まりの参加者数はこの一年バラつきが無く、参加者全ての心の安定ぶりを垣間見ることが出来る。バラつきがないということは、主催者にとってみればこれ以上の安心感はないわけで、フタを開けてみないと分からない想定外やバラつきが、この一年ほとんど見受けられない。となると、トレーニングスケジュールも立てやすくなるし、より的確に季節に合わせた、あるいはシーズンに合わせた内容を提供できるようになってくる。
            
 最近、特に思うことはこの15人前後という参加者数は多すぎず、少なすぎず、仲間同士もまとまり易い、走り易いし楽しいし・・すべて良好なようですね。
 さらに、毎回の参加者15人前後が、一定の常連ばかりではなく、60人いる仲間の日頃の家庭生活や仕事上の都合などに合わせて、3分の2近くが前週と入れ替わっている。理想的なローテーションを各自の都合が自然と作り上げている。かと思えば、ここに何カ月も、あるいは何年も来れなかった仲間がヒョイと顔を見せてくれたりもする。こういう集まりを主催している人間でしか分からない、とてつもない嬉しさがここにはある。だからやめられない。やめれば人を・・夢を・・壊してしまうことになる。ハチ公は渋谷駅でご主人様を命尽きるまで待ったという・・・。(私の祖母は渋谷で本物のハチ公を見たと言っていました。) 主催者牧元も来れなくなってしまっている仲間をずうっとここ根岸森林公園で待つつもです。可能か限り・・・。
                   
この日(7月8日)はこの夏初めての30度超えの晴天の中の走りとなった。あらかじめ天気予報から分かっていたので、芝生上で炎天下にさらされっ放しになる持続走は避け、3分の2を涼しい外周の木立のトレイル(1,320m)。3分の1を芝生(680m)の合計2,000mとし、その芝生にしても涼味を感じる池のほとりを通るコースを織り交ぜた。案外ランナーは口が重く「良いのだか?悪いのだか?」の意志表示は伝わってこないが、無口の中にもポツリと漏らす「走り易かった・・」の一言。まさに主催者の命綱として伝わって来ることが多い。まあ、ギャースカしゃべりっぱなしになっている、夜明け前のカラスのような参加者よりはずうっと良いですし、集まりとしての品位も保たれるというものです。 まさに Silence is Golden なのであります。(英語使っちゃったぜ!)
              
 てな訳でほどよい参加者数13名での、なんだかとっても気分の良いトレーニングは無事に終わりました。ご参加ありがとうございました。 池のスイレンきれいでした。今年初めてギンヤンマも舞っていました、心洗われた気分。根岸森林公園って繁華街の近くとは思えないここは別世界。こういう所に来て走らなければ・・。「人間は生き物です。生き物には自然の息吹が必要です。もちろんランニングにもです。」 あ・・そういえば周回トレイルで、リスのゲゲゲという声を聞きました。 周回トレイルはジャングルで、芝生はサバンナです。タンザニアのような・・?。しかし肉食獣や空を舞うハゲタカなどの猛禽類の餌食になったりはしませんから、安心してインパラやトムソンガゼルになり切って下さい。「自然走」ロード走の少なくとも3倍は楽しめます。3倍はロード走より効果は上がります。まちがいなく・・・。    主催者:牧元 
                            

やがて再びこの時代が必ずやってくる!手作り大会『横濱イヴニングラン』

『横濱イヴニングラン・10Kレース』第21回大会(通算87回大会)横浜・根岸森林公園ロード周回コース:午後5時スタート。
夏場の5月~9月の5か月間、月に一回ずつ行われている夕方の10Kレース。今回の参加者は男女含めて24名。理想的な数の参加者数だと思っている。
優勝者は38分台と決して速い部類には入らないが、昨今の市民ランナーのレベルの大幅低下からすれば、10Kサブ40は立派な数字。女子の47分01秒も「良く走った・・!」のではないか?
しかしこのイヴニングランの狙いは、どこの大会に行ってもスタートからしばらくはぎゅう詰め状態。「今のランナーが可哀そうでならない。」せめてスタートから自分の意のままに走らせたいという発想から始まっている。
     
この大会は5か月間毎月1回開催の5戦をトータルとしたリーグ戦でもある。
世界の超一流アスリートが半年にわたり、アメリカやヨーロッパなど14か国を転戦するトラック&フィールド競技『ダイヤモンドリーグ』を模して、イヴニングランも規模は小さいながらもリーグ戦形式を楽しんでいる。
表彰形式も各大会上位部門別に3位までに留め、リーグ戦での得点を累計して、第5戦の最終戦終了後、各部門6位まで表彰。今のマンモス化してしまった大会ではもらうことが出来ない入賞メダルも、点数制という結果がもたらすご褒美となってくる。まさに努力の大会、それがリーグ戦の良さでもある。
      
やがて、今のマンモス化している各地の大会の形式も、そのうち変革期を迎えるだろうし、このごった返しのマンモス化し過ぎている大会そのものが、今のまま何の変化もなく続くことも考えれれないし、絶対にありえない!
だいいち、こんなごった返しのレースを「楽しい」などと言っていることにも時々疑問に感じる時がある。なぜみんなこんな大会が楽しいのだろうか?大勢人が集まるからなのか?何だかそれも解せないはなし。
その先に見え隠れするものは、走り仲間がみんなで知恵を寄せ合って楽しんでしまうオリジナルでかつ個性豊かな大会の時代が必ずやってくると。
       
この横濱イヴニングランの歴史はかなり古い。1990年から10年間66レースを開催。今と同じ場所、同じコース、同じ距離で続けてきたが、途中7年間主催者牧元の一身上の都合で中断。
それを2012年に復活させて今日に至っている。
そうこうする内に主催者も70代になり、どこまで続けられるか分からないが、ここに私をサポートしてくれるRUN☆TMの素晴らしい多くの親しき仲間が後ろで支えてくれる限り、まだまだ大丈夫かと思っています。 牧元
                     
 *なお、大会の結果はRUN☆TMのホームページより、今週中には見ることができるようになります。

根岸トレに限らず物事の全て、工夫をし、諦めないで続けていけば、必ずその先に何かが見えてくるはず!

ヒルトレーニングはある程度の起伏地と、自然に恵まれた広々とした背景が必要。そして大切なのが、思い切り大きな動きが伴うトレーニングなので、下り坂での膝や足首、腰部への着地時に受ける衝撃を吸収できる柔らかい芝地が必要。こうしてみると、都市型の公園ではなかなかこういう条件に恵まれた所は少ない。
根岸森林公園は起伏にもかなりな傾斜があるとともに、柔らかい芝の地面が広大に広がる、市民ランナーにとってトレーニングをする背景としては願ってもない背景が存在する。
しかし、この公園に走りに来る大半が、芝地や外周の木立のトレイルには見向きもせず、周回ロード一辺倒の走りに徹してしまっているのが現状。
まあ、こうした一般の走る方のことはとやかく言うのはよそう。その方々はそれぞれの世界の中で、根岸森林公園の良さを捉えてここに来ているのですから。
        
        
RUN☆TMの主催する根岸トレーニングには今回も15名のランナーが訪れてくれた。常連が殆どだが、今日は初参加者が藤沢市と東京の板橋区から来て下さった。
こうした初参加者の中から、ここでのトレーニングが気に入って定着してくれた仲間の数は、9年間で60名を超える数になってきている。
働き盛りの年齢の皆さんが中心なので、毎回必ずというわけにはいかないのは当然。来て下さる方は、毎週約10名~15名。時には20名を超えることもある。
一番忙しい年齢層の皆さんが、敢えて土曜の午前中にその日の予定の中で根岸を最優先に考えてくれて、電車やクルマで来てくれる。この点を考えただけでも参加者一人一人にただただ感謝をするばかりだ。
毎週必ずというわけにはいかないでしょう。今日も15名が来て下さった。聞くところによると、明日は近隣のあちこちで大会があるという。そのため今日は来れない仲間も多かったと聞く。まあ、それはそれで良いのでは。
              
              
しかし、私は思うのです。今はまだレース出場を優先とするランナーが大半だが、ランナーの世界と限らず、世の中そのものは少しずつ動き、変化し、進化をして行くのが常。そうした中での個々のランナーのランニングそのものに対しての捉え方も、ここ1、2年を見ていても、少しずつ変化をして行っているのを感じる。こうした激動のRUNの世界の中で、果たして今の形はどう変化していくのか見ていくのは、非常に面白いものを感じる。そして良い予感も感じるので、RUN☆TMのためにも、今しばらくこの世界を眺めていこうと思っている。一筋縄では思いのとおりに物事は進まないでしょう。しかし、努力をし、諦めないで続け、工夫を心掛けていけば、どんな世界にも見えてくるものが必ずあるはず。RUN☆TMの世界にもです! この集まり、実に先行きが楽しみな集まりですね。   牧元

リポート、ずいぶん休んでしまいっ放しで・・・。

RUN☆TMの牧元です。
前回のリポートは『横浜駅伝』でしたが、そのあとこのページを訪ねて来て下さっている皆様にお詫びです。
月並みな理由で申し訳ありませんが、毎回のこのリポートの筆者は、この集まりのリーダーの牧元。その本人が走ること以上に大切にしなければならないのが「自分自身が食べて、生活をまともにしていくこと」なのは、皆さんもよ~くご理解をしていて下さっていることに、まず最大の感謝を常日頃から皆さんに対して思っているところです。
その、余暇を利用してリポートを形作っているこの牧元が、自営業の本業が約30年ぶりぐらいの忙しさの中にどっぷりとはまり込んでしまっているのが現状です。

また、リポートを作る時間が取れましたら、必ず作成しメッセージをしますので、現状につきましてのご理解をよろしくお願い致します。
人生って、こういう予測もしない局面や変化があるから「おもしろい!」と言えるのではないでしょうか?
またそれを乗り越えることも併せて考えてみた時、人生ってすごく輝きのあるものだと思えてくるような気がします。

5月3日(祝)は横浜駅伝/6日(土)は根岸トレーニング。

 まさにゴールデンウィークの真っただ中。RUN☆TMは2つのイベントに臨んだ。
まず、5月3日の横浜駅伝。毎年この時期に鶴見川の綱島河川敷を会場に、鶴見川河川敷を往復する7区間42.195Kの新日本スポーツ連盟(旧新体連)主催の大規模な駅伝。
我々RUN☆TMも6、7回?出場を重ねて、今回は4チーム計28名で走ってきました。
                 
 成績は二の次にして、市民ランナーの駅伝出場は、「仲間と大騒ぎしながら走っちゃう」これに尽きますね。
普段は根岸森林公園で、走りのことをとやかく言いっ放しのこの集まりの代表者牧元も、仲間の急きょ欠場で、戦力外の二軍から急きょ一軍入りで3Kを走らせてもらいました。
我々の駅伝は、走り終わった後の反省会・・なんてものはナシ!。反省会は名ばかり、気が付いたらほろ酔いになっていた。そうなんです!我々の駅伝はこれが反省会なのですから。
                
 順位や成績なんてものはわかりませんが、初めて混成ではなく、単独女子チームで参加したわがRUN☆TMは7チーム中4位。最下位覚悟で送り出したのが3位入賞にあと一歩とは上出来!やっぱりウチの奥様方を中心にしたこの誇れる女性陣、クロカンで鍛えた脚力はヤワではなかったのです。「よくやった!」
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5月6日(土)根岸通常トレーニング。
 3日の駅伝にギャラリーも含めると30人を超える仲間が集った横浜駅伝から3日しかたっていない土曜日。トレーニング主催者の牧元は家を出るまで、非常に憂鬱であった。理由は『駅伝後遺症』で「どうせ根岸に行っても数名も来てはいないだろう?あれだけ盛り上がったんだから・・」それを思うといっそのこと休んでしまいたいくらいだった。
ところが、渋々根岸に着いてみると何事もなかったように、トレーニングを目指して次々と仲間が現れてくる。顔ぶれも駅伝に出なかった面々ばかりでなく、駅伝組も何もなかったような顔をして現れるではありませんか。
               
 更に、一度親に連れられてやって来て、大人連中をなぎ倒して帰って行った、あのスーパー少女の愛梨ちゃんがその妹と共に現れ、再び大暴れ!しかし、子供には子供用のプログラムを用意しなければ劇薬を飲ませてしまうような危険性もあるので、姉妹で大人の走るコースを一周ずつ3セットほどリレーをしてもらい、最後に2本ばかり芝の急斜面のアップダウンをインターバルしてもらった。自画自賛するつもりはないが、私の本業はデザイナー。アレンジすることは日常のクセのようになっているので、愛梨ちゃん、紗来ちゃん姉妹をどう動かすか?などは得意中の得意。おまけに根岸森林公園のこれだけのキャンバスがあれば、自由に描くことはできる。 これほどまでの予想外の楽しが、今日の根岸に待っていようとはね。
                  
                  
 家を出る時の沈んだ気持ちがウソのように、帰りのクルマの運転はこのままどこかへ遊びに行ってしまいたいような心地。しあわせいっぱいでした。 牧元

こういう日もある・・しかたないよなぁ

 お花見のごった返しも先週をピークにして終わっていた。当然根岸に着くまでの私の頭の中に描く根岸森林公園での仲間が走る姿には、人の数も少ない、新緑の美しい森林公園を想定して疑いの余地なしだった。
ところが根岸に着いてみると、荷物を園内に搬送する車が出入りし、やがていつもの広々とした芝生上に数多くのテントが張られ、別の芝生上には幼稚園児とその父兄、またしても走り勝手の悪い土曜日の根岸となってしまった。
                
 そうした背景の中での本日のトレーニングは、同じレベルの仲間と2人で組んでの1Kのレペティションリレー。今夏のテーマは、上り斜面と下り斜面での走りに於ける、筋肉の使い方が異なることを意識して走ってもらうことだった。
つまり、登りに使う筋肉は主に身体後ろ側の背筋や殿筋、ハムストリングなどが使われ、下りでは腹筋部分や胸郭筋に意識を置くように走ることが、より起伏に順応した走りを作り出す。ただ漠然と登りも下りも何も考えずに走ってしまうのではなく、その時点で身体のどの部位にどう作用しているかを認識するしないとでは、走りそのものに違いが生じるのだと。
                 
あいにくこの日の参加者は11名と少なかったが、参加者全てが非常に呑み込みがよく、リレー形式のレペティションは極めて円滑に進んだ。この仲間の走りそのものが今日のトレーニングそのものを支え、盛り上げてくれたと言っていい。    
更に、3月の『根岸の風CC』で試みた「人間カラーコーン」に再び登場していただき、2か所あった芝生上の折返し拠点に赤のTシャツを着て就いて貰った。この「人間カラーコーン」ただ拠点に設置されているだけではない。走ってくる仲間に声を出して応援もしてくれる。トレーニングそのものを大いに盛り上げてくれる役割も思いのほか大きいものにしてくれている。
                
終わってみれば、先週に続いての公園の使い勝手の悪さをもすっかり忘れさせてしまう、充実感のあるトレーニングが出来たのは、参加者13名(2名の人間コーンも含めて)全員の根岸トレに対しての意識の高さがあったからだろう。 牧元
               

4月15日、やっと散り始めたさくらの中で。

 こんなにいつまでも咲いている桜を見たことがない。4月も15日になっても花見客でごった返している根岸森林公園。さらにこの日の根岸トレーニングは2週間連続雨にたたられて実に3週間ぶり。こんなこともRUN☆TM根岸を始めて9年間、記憶にない長期休暇となってしまった。
 それでも何事もなかったかのように、我が仲間いつものように現れてくれて、今回は通常の平均参加者数の15名。しかし顔ぶれが面白かった。久々に現れた方が4名も。中には海外出張から一時帰国のKさん。初参加の方。遠く千葉の鎌ヶ谷から半年ぶりに参加してくれたMさん。2週間飛ばしの開催は実にユニークな顔ぶれとなった。気象予報士がいたり、英語ペラペラの人が4人もいたりして・・。遅い桜もあって何だか不思議な感じのするトレーニングとなった。でも夢の中の出来事ではなかったわけだ。
                     
 遅咲き桜の中のトレーニングは昼が近付くにつれ、花見客でごった返して始めて、家族連れの小さい子が「あっちにチョロチョロ、こっちにも・・」ヒルトレーニングの動作を一つ起こすにも、かなりの神経を使った。
 今回のヒルトレーニングには、事前に一つの新たな発見があった。それはヒルトレーニングという跳んだり跳ねたり駆け下ったり、腿上げ走があったりの動作がメイン。そこで気が付いたのがテンションを徐々に高める必要性だ。
                       
 まず、公園の周回ロードで一周ビルドアップ形式の走りで身体を慣らし、次に外周の1マイル(1.6K)のトレイルコースを2周することによって、起伏への順応を試みた。その後に本練の「リディア―ドのヒルトレーニング」を3セット。自分を徐々に追い込むということは、距離だけを踏んで乳酸値を高めるだけが、マラソンランナーのトレーニングではないということ。そのためには一回一回の根岸でのトレーニングに何が必要で、それをどうアレンジするか。それは非常に重要な問題でもある。しかしそこには難しさばかりが優先するのではなく、誰もが気楽に取り込むことができるという条件も不可欠な要素だ。それを最大限に試みることができるのが、この「リディア―ドのヒルトレーニング」。まず、今日に関する限り、出来は良かったのでは?                                                                                                                            
                    
風も強かったし、何だかいつもと違う雰囲気の根岸森林公園。久しぶりに買出しをしてきて、車座になっての気ままな会話のやり取り、良いお花見もできていつもとちょっと違う根岸トレは終わった。無条件に楽しかった! 牧元

RUNの世界「一年の締めくくりは3月にあり」

 3月も終わろうとしているのに、根岸森林公園は真冬の寒さ、北風が肌を刺すように冷たかった。しかし流れる雲をみれば、それは春のもの。
この寒さが理由か分からないが、根岸のわが集まり、珍しく15名を割って12名。
 静かに陸上シーズンがレース期から、オーバーホール、そして鍛錬期へと移り変わろうとしている。おそらくこんなことを書くと「この人何を言っているんだろう?」となってしまうのが、昨今のランナー事情。
実は、ランナーの世界の本来の常識は「移行期」⇒「鍛錬期」⇒「レース期」と一年を通じて移り変わっていくのが本来の形。ところが、この図式が10年ほど前から著しく崩壊し、一年中大会に次ぐ大会に、どこが鍛錬期なのか?移行期なのか?まるでごった煮の中にランナーは放り込まれてしまっているように、目先にぶら下がる大会に夢中になってしまっている。大会をしっかりと見据えた計画的な走りをしている市民ランナーは、我がRUN☆TMヨコハマの仲間を見ていてもほんの若干名しかいない。
             ご存知、片山陽一さんのエアロビで始まる。
 こうなってしまうと、今からこの仲間に対して計画的なノウハウを伝えきることは不可能なようにも思う。逆を取れば主催者牧元が全てを受け入れて、こうした世の中の移り変わりの中で何が出来るか?難しい問題だが、これも一つの挑戦として、出来る範囲のアレンジ力を駆使し、割り切って出来る範囲のアイデアをもって提供を繰り返すしかないと思っている。
「昔はああだった、こうだった」と名残惜し気に過去のことを吹聴しても、今となっては過去の武勇伝であり、痩せ犬の遠吠え・・遅れて来た月光仮面・・でしかない。
それよりも「相手がこう出て来たな?」「よし!それに対してはこういう策でリニューアルさせて提供してみよう!」・・この方がよっぽど現代RUNの世界に楽しく臨むことができる。
         
         
私RUN☆TMヨコハマの牧元は、周囲の皆さんには分からないだろうが、根岸の土曜日の集まりに、わざわざ電車賃やガソリン代を使って、また貴重な時間を割いて来て下さる仲間を、こよなく大切にする者です。
一週間も日曜日から始まって、水…木…金…と土曜が近付くにつれ、何だか気持ちが落ち着かなくなる。それがまた嬉しさを伴っているんですね。

 最後になりますが、本日のトレーニングはロード外側の木立のトレイルを主体として、約4分の1は芝生にした一周ジャスト1.7キロの走り易いコースでの1時間走。
           
桜のつぼみはまだ硬いまま(写真)、しかし、菜の花は咲き乱れ、水仙も咲き、芝生も色付き、根岸の一番良い時期を迎えようとしています。
まあ、あと一週間先には桜も咲くでしょう。4月1日(土)は、桜が咲こうが咲くまいが、仲間と一緒に「お花見をします!」とびっきり楽しい一日にしましょう。ただ、その前にトレーニングはちゃんとやりますよ!  牧元
                         

カラーコーンに手足が生え、応援もしてくれる!? なんだそりゃ?

 RUN☆TMヨコハマ独自の運営の中で、毎年4回春夏秋冬に行っている『根岸の風クロスカントリー大会』が今年も始まった。
大会に続く大会の中での市民ランナーの世界。3月も下旬が近付く今、もうランナーは大会そのものに食傷気味なのか?疲れ切ってしまっているのか?仲間内での楽しい集まりのはずのこの大会も、例年3月の初戦は集まりが極めて悪い。今回は男子8名、女子3名、計11人のリーグ戦初戦となった。
                                     
 しかし、ここに面白いことが起こった。話は少し遡るが、公園を使用する団体に対する行政(環境創造局)の規制が厳しさが増し加わる最近。今まで芝生上に設置することが出来ていたカラーコーンやマーカー類は全面禁止。このお達しには、芝生を使いオリジナルのコースをその都度設置するのに、目印をどのようにして表して、ランナーを誘導したらいいのか悩みの種を負ってしまう形となった。しかし「何とかしなければ・・」の思いを強く持つとそこに思わぬ発想が浮かび上がるもの。
        
 それは、コーンの芝生上への設置がダメならば、そこに人にいてもらえばよい。「そうだ!助けてくれる仲間に赤いTシャツをウエアの上から着てもらい『人間カラーコーン』だ!」Tシャツプリントを本業にしている主催者は安価の仕入れ値でシャツを入荷し、そしてプリント。早速大会役員に名乗りを上げてくれていた6名に会場で渡した。この6名はよく私のイベントに協力をしてくれる仲間。常にありがたい存在であり続ける人たち。
 この『人間カラーコーン』は選手に声を出して応援もするし、写真も撮ってくれる。一般の公園使用者の動きも見ていて、トラブルの回避にも一役買ってしまう。おまけに大会終了後の撤収も自ら移動させて元の場所に戻ってくる。公園の管理者には設置前にメリットを報告した。もちろん公園の使用方法までにも気を配っているこの行為には行政も快く受け入れてくれた。
       
 今回は大会のリポートに上記のことが優先するコメントとなってしまったが、一周2Kを巡るこのコースは折返しや急坂も多く含まれる難コース。今までは常に2、3人は「迷子」になってしまう。そしてリタイア。それが今回は『人間カラーコーン』のおかげで、大きく道を間違えるランナーがなかったのも、大きな収穫。また一歩前進をすることができたのも、心優しい参加者と役員さんのおかげ。大勢集めるばかりが会運営の成功かというと、そうではないように最近は思うようになってきた。今日は今日の参加者11人で十分であった。要するに参加者数も含めて、結果は努力するものに必ず後から追いかけてくる。主催者牧元も今目指すことは”数”ではなく、内容の充実なのです。
        
いいお天気、楽しい土曜の午前中。おまけに午前9時~10時はこの公園が一番ガラ空き状態。そこで存分に走れた。芝生も芽吹き始めたし、もうすぐお花見の頃。皆と共に車座になってのお花見。どんなに楽しいだろうか? 牧元