今まで何度試してはうまくいかなかっただろう。4~5人でグループになって先頭を10分~15分で代わる代わる交代し、先頭になったランナーがコースもスピードも後続のランナーに気を配りながら、起伏のある野山を駆け巡ってくる奔放なトレーニング。
もう30年以上も前にフィンランドの名ランナーラッセ・ビレン(ミュンヘン、モントリオールの5000M、10000Mの金メダリスト)が取り入れて一躍有名になったトレーニング。
RUN☆TMの根岸トレーニングでは度々取り入れて行おうとしたが、これを間違いなく仲間に伝えるのに非常に難しいものを感じていた。順を追って巡ってくるトップのランナーが勢い込み過ぎて、後続がついてこれなくなり、みんなバラバラ・・。何度やっても崩壊状態になってしまう。
そこで今回思いついたのが、いきなり口頭での説明だけでファルトレクの本練習に放り込んでしまうのではなく、1Kの芝生のコース4周で、シミュレーション(予行演習)を行い、この練習の特徴を理解してもらった。ほぼスムーズにファルトレクの原型が出来上がってから、第2部で本練習に入ってもらった。 うまくいった! 初めての完成品を目の当たりにするような嬉しさがあった。このトレーニングを的確に伝えるには「この方法だ!」というものが試行錯誤の結果やっと見つかった今日の根岸だった。
みんな抑え気味に走っているようだったが、かなりタイトなトレーニングだったと言っていた。市民ランナーが行っているトレーニングでこのファルトレクをしっかりとマスターして取り入れている練習会は非常に少ないだろう。これをマスターできたことでまたRUN☆TMトレーニングのグレードが上がった。今後もこの方法でRUN☆TM根岸トレーニングに来て下さった方々には本物のファルトレクをしっかりと伝えて行こうと思う。
先週はクロカン大会と忘年会のコラボレーション大賑わいだった。もう今日は2~3人も来ていれば上々と思いきや、10人(内女性2名)。そしてお日様の下で強い風もなく久しぶりにまともなトレーニングができた良い土曜日。
<次回は1月5日です。>ビルドアップという徐々に加速の1Kコース3周をセットにした3K周回走を3~4本行います。ただレースがあるから「距離だ!距離だ!」こんなお粗末な発送から早く抜け出したて、効率の高い良いトレーニングをしていきましょうよ。
<アフターは新年会>ただし牧元宅で。買い出し、持込型の質素なものとなりますが50匹の金魚が歓迎してくれる拙宅はいかがでしょう?(しかしこいつは酒の肴にはなりません。)
それではみなさん、今年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。来年は5周年の年。ずうっと目指している30人トレーニングに是非到達したいな。 M