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5月, 2016:

自然の中に身を置くって、この上ない精神的な贅沢なんだ!

 この土日、異なった自然の中で、身も心もすっかりリフレッシュ。
中には土曜日の根岸森林公園、日曜日の磯子の円海山~氷取沢の大自然の両方を付き合ってくれたRUN☆TM仲間もいた。

<28日、根岸森林公園>
 この日は『リディア―ドのヒルトレーニング』だったが、またしても公園のあちこちで父兄参加型の大集団ができていた。しかし、さいわいかな、ヒルトレーニングは着地部分が柔らかな芝に加え、傾斜さえあればどこででも、そう広いスペースが無くてもできてしまう。今回も幸運に恵まれ、人出が多くても関係なく納得のいく良いトレーニングができたのではないかと思っている。
さらに、この日は初参加の小学生が3人も親に連れられて参加。このヒルトレーニングは、遊び感覚で走る中に大きな効果が潜むので、大人のトレーニングと融和しながら一緒になって出来てしまう。そういうメニューの日に小学生の初参加が3名もあったというのも、何か目に見えないものに導かれているような気がしてならない。
                     
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 ただ、残念なのは大人の日頃の参加者の中に、ちょっと目先の変わったトレーニング内容となると、踏み込んで来てくれない偏重もあるのがこのヒルトレーニング。だからといってこの根岸から「リディア―ドのヒルトレーニング」という貴重な目玉となるアイテムを外してしまうわけにはいかない。こんなに効果的で、子供でもできてしまうトレーニングなのに・・・う~ん・・?食わず嫌いは良くないよね。もう一度言うけどランニングって、距離を踏むことが全てではない。バランス感覚や、体幹を意識した動きを伴ったものも取り入れなければ走るという動作が「ワサビの入っていない握り寿司」ってことになってしまう。RUN☆TMがある限り、そこに「ヒルトレーニング」は必ず付いてきます。お忘れなく。
               
<29日、磯子区円海山・氷取沢(ひとりざわ)>富士登山競走参加者のためのセミナーの筈だった。
 時代が変わりつつあることを、昨年あたりから痛切に感じている。特にネットエントリーに加え、大会事務局の諸事情からの受け入れ間口の狭さから、牧元が長いこと行ってきた自ら開催の『富士登山競走参加者のためのセミナー』にも限界が訪れていることを今日ほど悟ったこともない。セミナーの参加者は一人だった。東京から来られた磯野さんには、出来うる限りのことを今日のセミナーの中に表現させてもらった。唯一の救いはRUN☆TMの仲間の男子3名の存在もあり、牧元の脚力の衰えをカバーしながら先頭を切って代わりを務めてくれたことだ。
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 今後のセミナー予定に今年は6月12日の「伊勢原~大山山頂トライアル」を残している。これのサポートを最後にさせてもらいます。7月も当初は予定に入れていましたが、セミナー開催よりも遥かに大切なことを優先しなければなりません。それは本業のデザイン・プリント業「TM工房」の存在です。自ら食べて、そして生きていくためには、何をさておき本業こそ最も大切な身の回りに存在する現実だからです。私はどんなに走ることが好きであっても仕事を取ります。仕事があって、仕事が軸になっているからこそ、その先に走るという動作があるということは、37年間少しも変らぬ事実です。「RUN☆TM」の存在も大切ですが、それは決して「TM工房」に勝るものではありません。

昨日、そして本日と・・新緑の中に身を置き、爽やかに伝う風の中で走りながら、ふと自分自身もチェックしていたのです。  自然は様々なことを教えてくれるものでもありますね。  牧元

第15回横濱イヴニングラン10Kレース<5月21日(土)>

 RUN☆TM5大イベントの一つ『横濱イヴニングラン・10Kレース』が今年も根岸森林公園で開幕した。5月を初戦とした10Kレースで、9月までの月1戦、計5戦をリーグ戦形式で行うもの。
 リーグ戦とは、5か月間のトータルポイントで年間チャンピオンが決定するもの。このレース形式はテレビで放映されている超一流アスリートが世界を転戦する『ダイヤモンドリーグ戦』にすっかり心酔されてしまった、RUN☆TM主催者の牧元が、自ら主催のレースに取り入れてしまったのが事の始まり。今年で4年目を迎える。
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 内容は、今回のように参加者が25人であった場合、男女及び男子壮年全体を得点対象として、1位には25点、2位は24点、3位23点・・最下位1点とし、各部門の1位には5点が加点される得点方式を用いている。
 ほとんど日本ではリーグ戦形式のレースは展開されていないが、5戦ある内の参加大会が多くなればなるほど、遅いランナーが(意外と言っては失礼だが)9月の5戦(最終戦)を終了した時に、総合でかなりの上位に食い込んでいたりのハプニングもこのレースの面白さに花を添えている。したがって「自分は遅いから・・」といって諦めることはなく、参加者全員に夢を持たせる展開にもなっている。
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 ただし、ルールもある。その一つは2戦以上の参加回数がないと、例え部門別で高得点を獲得していても優勝・入賞対象外となる。
 もう一つは、5戦ある内の4戦までで高得点を獲得していても、最終戦に出場しなければ入賞(今年から6位まで)から外される。この最終戦出場義務は、『ダイヤモンドリーグ』のルールを模倣し、取り入れている。
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 今回の『横濱イヴニングラン』の大会結果は、今月の内には整理してネットでご覧になれるようにしますが、まずは前の日に終わった根岸森林公園の周回ロード7周半の激戦と、背景の素晴らしさなどの様子は、添付の写真によってご覧いただければさいわいです。

*参加賞のTシャツは、主催者自らがデザインした、37年のプリント技術を活かしての心を込めた作品としている。(これもこの大会に特徴・・かもよ?)

それでは、次回以降の皆さんのご参加を心から歓迎し、お待ちしています。   牧元

いくつもの引き出し。

 5月14日(土)根岸森林公園のRUN☆TMトレーニングの参加者 女性13名、男性8名。計21名。
本日のメニューは「周回ロード外側のトレイル」と「芝生周回」を一周ごとに交互に走る計3Kコースを設定していた。
 ところがこの日の根岸森林公園はあっちにもこっちにも幼稚園のお子さんと父兄参加型の団体が占めてしまい、我々がトレーニングを開始する頃の芝生には、今まで見たこともないほどの人また人でごった返してしまった。
 当然、芝生上はまともに走れるものではない。しかし、今日のRUN☆TM根岸トレのメニューには、さいわいかな「トレイル」を入れていたので、全く慌てることなく芝生部分の走りは切り捨て、参加者にはトレイル一辺倒で了解してもらった。もし、芝生でのトレーニングをメインに唱っていたら、特に初参加者には印象が悪かっただろう。
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 こういう時に、参加者に動揺を見せずに運営できることの一つに、いくつもの引き出しを持って計画し実行に臨むことだ。それも参加者に対しての一方的な押しつけではなく、参加者も納得の内容をアレンジし提供すること。これはこういう企画を続ける上で非常に大切な部分を占めている。イザとなった時に「どうしよう・・?」ならば「仕方がないからみんなでロードの周回でも走ろうか・・?」こんなことしていたら、この集まりのお粗末さを露呈させてしまうことにつながる。             
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 しかし、今日は反省点も出た。一人の女性参加者が、トレイルの下りで転倒し脳震盪を起こした。さいわい大事に至らずに済んだが、念のため頭を打っていたので、タクシーで近くの大病院に。ちょうど用事があるといって早く上がった女性に付き添ってもらった。さいわいにCTスキャン検査の結果、異状はなかったと言う。
 ここでの反省点として、時にはつまずいて転倒などの危険も含んだトレイルに対しての、対策をもっと慎重に捉えなければならないと。途中で前のランナーとの間隔を開けて足元をしっかりと見定めたり、話に夢中になって足元がおろそかにならないような注意は、今日も施しておきながらの今回のアクシデント。主催者としては、今回のこの参加者にはちょっと失礼かもしれないが、日頃のトレーニングの動きや運動に対しての理解度を見ていて「この人にはこのトレーニングを理解したり、身体能力がついていけるかどうか?」の見極めも必要だし、危ないと悟ったら、そのトレーニングから外れてもらい、別メニューを用意するくらいの周到さが主催者の私には必要であったと。日頃からその女性の動きの中に、今回のような危険な部分は既に見抜いていたはずなのに、一緒に走らせてしまったと悔やまれてならない。
 今後大勢のランナーが参加し、更に増加の傾向に歯止めがかからない中で、ただ増えてきたことばかりに喜んではいられない。その裏に今回のようなことも目の行き届かない所で起こりうることも、主催者として認識しなければならないと痛感。

 根岸森林公園という「安全地帯」でこれなのだから、ましてや磯子の氷取沢・円海山の大自然でのトレイルを企画するのなら、トレーニングメニューも、指導方法もさらに慎重に再検討をする必要を迫られているという現実を突きつけられている。 しかし、前向きに捉えるならば、こういう部分も勉強しながら乗り越える中に、RUN☆TMそのものの成長も内包されているだと・・そして暗くならないように、心を強くして進みたい。  牧元   

 あまり20人以上の参加者数に捉われたくないが、今回の23名の参加者(初参加者3名)を見ていると、どうしても先の目標に捉われたくなる。宣言などするべきことでもないが、こうなったら30人台の参加者数を目指してみたい。目標を持つということは「何とかしてそこに到達したい!」という意志というか、エネルギーが出てくる。ただし、その裏に大事な要素を忘れてはいけない。それは目標に向かってただの数のみを追い求めてはいけない。大切なのはそこに向かってグレードを上げるべく、惜しまぬ努力と研究が必要だ。主催者である私(牧元)自身が人間的な部分も含めてさらに上を目指してこそ、そこに本物の「30人という数字」が必然性を帯びながら待っている。数だけ増えるのを待っていたのでは、それは単なる数遊びに過ぎない。それではある意味では参加者に対して大変失礼なことだ。トレーニング内容の向上に併せて、質の向上。これこそが今のRUN☆TMに求められていることだ。
       

            

 ゴールデンウィークの終わり近く、午前10時頃ともなると公園の芝も家族連れなども含めて人影が多くなり始める。9時20分に開始のRUN☆TMにとって、もうその頃には常にトレーニングの流れが出来上がっている。始めのうちの集団走にもばらつきと落ち着きが出始める。今回は公園のロード周回の半分の上り部分656m、この部分でフクラハギ、殿筋、大腿二頭筋(ハムストリング)など背面部分の持久筋力の強化。そして頂上部分までのロードから一転して柔らかい623mの芝生のダウンヒルに入る。この下り勾配を利用して思い切りストライドを伸ばしてのスピード感覚と、身体の「切れ」に意識を持っていく。ただ漫然と周回を繰り返してはいけない。テーマは地形と着地部分にいかに気持ちを集中できるか。つまり「今自分はどういう走りを行っているのか」を捉えているか否かで、ただの平凡なぼんやりした走りにもなるし、あるいはこの走りそのものを自分のものに認識できているかの両局面が走る各自に課されている。
    

 それにしても、好天もありうっとりするような新緑がランナー一人一人を包み込むような、素晴らしい根岸森林公園を走れる幸せもここにはあった。あるいはこんな日に「ランニングハイ」がランナーを包み込み、いくら走っても息切れ一つせず何時間でも走れてしまう感覚を覚えた仲間がいたのかもしれない。それはそれでそのランナーは素晴らしい感性を備えているのだと・・。 牧元