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2月, 2018:

明るくて、しかも静かな人々。

 一人一人の性格や、それが作り出すグループの雰囲気なども、それぞれ異なるのは当然。
 自慢ではないが、私はRUN☆TMに、そして土曜日の集まりに来てくれているこの方々が作り出す、この柔らかな品のある集まりが好きだ。
 誰かのことを批判したり、悪く言っている話を彼らから一度も耳にしたことがない。
 また、花見や食事などをしても、マイナーな会話などを一度も耳にしたことがない。そしてカラオケ三昧ではないのがまた気に入っている。みんな非常に穏やかで、とっても人間の質を感じるいい人たちの集団だと思っている。
              

 私自身、57年に亘るRUNキャリアの中で、過去に3つものRUN組織のリードを取って、いろいろな人と出会ったが、今ほど穏やかな集団はない時代でもあった。
 若い頃の私は、たえず「男が外に出れば百人の敵あり」を絵に描いたような、たえず敵対する相手が、走っている最中でなくてもあちこちに存在していた。しかしその方々が後になって自分の反面教師になってくれて、いろいろな教えがそこにあったことに気が付き、今になって感謝をしたりしている。
                 

 RUN☆TMの根岸トレーニングに集まって来ている皆さんと私とは、年齢が離れていることもあるのだろうが、見ればその人間が今どういう環境に置かれているのか、どういう人なのか一目して解る年齢にこの私も達している。
最近たまたまあるグループと接触を頻繁に持つようになり、そこに存在するランナーがRUN☆TMとはまるで正反対な、やたら元気の良すぎる集まり。RUN☆TMに対してどんどんイニシャティヴを持ち込んで来る。
 そこにはまた、その対応の難しさを感じると共に、駆け引きの面白さも感じることも。加えて、改めて大変勉強もさせられている。
                    

 対極があるから、初めてRUN☆TMとはどういう性格の集まりであることも知って、あらためてその元気な集まりから「クラブとは?」「組織の本当の姿とは?」「若いリーダーが教えてくれるものとは?」と、学ぶことは多い。 私も決して逃げることなく、あくまでも対等に向かい、かつその勢いに押されっぱなしにならないやり取りをしている。また相手はこう出てくるだろうという、次の一手を考えながら進むのも、今までの私にはなかった・・こうした別の一面が自らに発生しているのも新たな経験だ。こう考えると何だかこれからの人生が面白くなりつつあるのを感じている。同時にまだまだ自分は成長途上の、力のない存在であることも。
                     

 この日の根岸。明日の東京マラソンのためか。LSDといって2時間をゆっくり走るために、スタートを早めたためか、集まりは10名と少なかった。
明日は『東京マラソン』 これに出られる仲間は少なかったが、応援にこの仲間のために出掛ける仲間が多いと聞く。そんな仲間も今日は来ない人たちが多かった。
最近60人以上いる仲間が、みんながとても仲良くやっている。仲間そのものも上手く回転している。これもクラブ主催者として嬉しいこと。      牧元

もしかしてトレーニング内容の定着化が参加者増?

 根岸トレーニングを始めて、この秋で10年が経つ。この間芝生トレーニングをメインに、さまざまな動きを試みてきたが、全て大盛会だったとは言えなかった。
参加者は正直だ。嫌なものは避け、美味しいものにだけ飛びつくのは、野生の動物も人間も、そして参加料500円を払って参加してくれるランナーも一緒。
根岸のトレーニングでも、「このトレーニング内容ならば、誰もが参加してくるだろう。」の思いが見事に空振りなんてこと、始終当然のように起こっていた。
かと思うと、意外に平凡で得るところのない内容のトレーニングに大勢の参加者が反応してくれたり、前回大勢来た内容だからともう一度用いてみると今度は見事肩すかしを食らったり。
この10年間はこうしたことの連続だった。雨模様だったり、あまりの猛暑や寒冷による影響もその原因の一つのことも。
    
 ところが、昨年あたりから、この当たり外れの山がそれほど大きくなくなってきて、最近はどのような内容にしろ、15人前後が参加してくれるようになってきている。参加者数が安定してくると主催側もトレーニングメニューを立て易くなってくるし、何よりもプログラムを立てる時、同時に夢も拡がって来るのを感じる。それはすなわち物事の好循環を生み出すのは当然のことにつながる。
     
 今日のトレーニング内容は「ヤッソ800インターバル・・?」しかし「なにそれ?」なんて言い出す参加者は誰もいない。
説明したとおりに走って、要するにそれが心地の良い走りに繋がれば、それで良いのだから。その心地良く走ったということは、苦しいばかりの走りから快適なランニングへと連動していく。
根岸で快適なRUNを覚えると、少々遠くから来ようがそんなの関係ない。今日も千葉県の鎌ヶ谷市から・・・、大山の麓の伊勢原市から・・・、いったい根岸には何がある?それは本人のみが知ることなのですね。
       
 主催するこちらも、マンネリを避けるために、参加者が想像しているコースや内容に、毎回多少の変化を加えて提示するよう心掛けている。
今日は今までの起伏あるコースでのヤッソ800ではなく、全面芝のほぼ平坦の400mコースを設定。スピードの出しやすいコースに。参加者は15人。みんなで走るには多過ぎず、少なすぎずといったところで充実したトレーニングとなった。
                        
 実は何事もうまくいくことのその裏には必ず協力者や立役者が存在するもの。今日は仲間の女性が今日の練習会だけのためにサポートを名乗り出てくれて、赤い目立つシャツを着てコース役員になってくれた。
また今日も楽しい練習会にしてくれた仲間15人に感謝なのです。   牧元、

確実に「今年のRUN☆TMは良い方向に向かっている!」ヒルトレーニングで実感!

 集合場所の根岸森林公園、一番の低地、時計塔下の芝生の広場。冬場は後ろ側の桜山が北風を遮り、陽だまりポカポカ・・実に心地良い場所だ。
今日のトレーニングメニューは『リディア―ドのヒルトレーニング』野性味が内容に加味されていることから、女性よりも男性の、それも若手に人気があるようだ。理由は連続ジャンプであったり、急坂の腿上げ走、自分のMAX以上の速さで駆け下る芝生走。しかも一つの試技が終わると、次の動作までジョグでつなぐために、再び全員で次の試技に入ことができる。中にはサブスリークラスの男性もいれば、今日初参加のビギナーさんも混じったり。
不思議なもので、みんながまちまちなレベルなのに、一緒になってこの苦しいトレーニングを共有できてしまう。アーサー・リディア―ドとは、なんとユニークで効果的な凄いトレーニング法を開発したものだと改めて思う。
               
                          

 今、我が仲間のことを自慢できるのは、速く走れるかどうかの論理ではなく、いかに伸びやかでしかも効率の良い走りができているか?を優先視している。
ひいき目に我が仲間を見るからだろうか?走る姿勢も猫背、へっぴり腰、チョボチョボ走り・・は誰一人としていないのがRUN☆TMの自慢。これは私のリードを自慢しているのではない!そのはるか以前に偉大なアーサー・リディア―ドというニュージーランドの名コーチが存在していたから・・それ以外に言及するべきではないと思っています。
                    

 1964年の東京オリンピックでは、リディア―ドの門下生ピーター・スネル、マレー・ハルバーグ、バリー・マギーなどの名選手による1500m~5000mなどの上位メダルを独占に国立競技場と世界中が湧き上がっていた。
リディア―ドの門下生と言えば、速い、素質にあふれた選手を国内からスカウトしてきて鍛えたのではない。リディア―ドの同じ村だか町だかに住む、近所の走り好きの少年にニュージーランドの大自然を背景にして行ったトレーニングの結果がこの大ブレイクに繋がったのだ。余談ですがこのニュースを当時19歳だったこの文章の筆者牧元も、東京オリンピックでのエチオピアのアベベの快走と共にリディア―ド門下生の快挙に「スゲーッ!!・・・」後は言葉が出ませんでした。
                       

 どこでどうして、リディア―ドのトレーニングの詳細を覚えたか?はまた別の機会にお話ししましょう。一つだけ伝えますが、私がリディア―ドトレーニングを知ったのは、友人の女性ジャーナリストで当時一流のマラソンランナーであった小松美冬さんが、ニュージーランドのリディア―ドの元から帰ったばかりの時に、著書『リディア―ドのランニングバイブル』の発刊に協力してほしいとの要請から、小松さんが根岸森林公園で我々仲間に本物のヒルトレーニングを教えて下さったというのが、本日の根岸でのRUN☆TMの『ヒルトレーニング』の源となっています。ですからいつもこのトレーニングを牧元自らリードを取る中で「本物のリディア―ドトレーニングを伝えられるのは、少なくとも市民ランナーの指導者の中ではどこにもオレはヒケを取らない。」と思い続けています。
                                         

 しかし、一流アスリートのトレーニング内容を、一般の市民ランナーにそのまま伝えるのには、それなりのアレンジも研究も必要だと、いつも謙虚にこのトレーニングを捉えています。
「走りに来て下さい!本物のヒルトレーニングをお伝えしますので。」*一か月に一度は根岸森林公園でこのトレーニングを実施しています。 皆さんを歓迎します。     牧元
           

テンケー(10K)にTMクラブも加わり新時代へ。

 もしかしたら、我々RUN☆TMにとって、今日の出来事は今後を占うことになるのかもしれない。
いつもRUN☆TMが根岸森林公園で行っている時間帯と同じくして、別の一角でも同じように芝生トレーニングをメインにしている「TMクラブ」が存在している。
元々は筆者牧元が30年前に創設した「TMクラブ」でしたが、牧元の一身上の都合から身を引き、時を経て今から10年前に興したのが現在の「RUN☆TM」。
             
 組織というものは、一度身を引くとその後状況が変わったからといって、元のサヤにというわけにはいかないのが、日本の「組織」の性格。たかがランニングクラブとはいえ、例外ではなかったことを当時の私は察知して、私は10年近く土曜日の根岸には全く顔を出さなかった。
                
 そんなある時、私自身の富士登山競走の40回にも及ぶ連続出場の経験から、これだけはそのまま自分の手のひらに握りつぶしてはいけないと、セミナーを根岸森林公園で開催したところ、レース後参加者数人から「是非そのまま根岸で指導を続けてほしい。」の声。牧元自身は、かつて受けた多少なりともの不快な出来事から、この勧めを断ったが、執拗な要請で今のRUN☆TMの原型を築くこととなって、再び根岸森林公園の芝生へ。
それでも、同じ時間帯にトレーニングをするTMクラブとRUN☆TM。私としても親しく近づくことはできないまま、さらに10年が。
              
 最近になって、TMクラブはリーダーが交代し、若手2名による巨頭体制が敷かれた。この2名は以前から事あるごとに私を誘ってくれて、トレーニング後の野毛や、合宿、花見に声をかけてくれていた。
そして、さらに前リーダーの退陣から、クラブ間合同の花見の案も持ち出してくれていた。
 事実、まだ「ハイそうですか」と受け入れられないのが我が心。そんな矢先、RUN☆TM主催の本日の10K記録会に、TMクラブの2名が新リーダーの勧めで参加してくれた。正直言って嬉しかった!と同時にまだ閉ざしたままになっている我が心の持ちようが、少しずつ絡まった糸がほぐされていくような思いも感じた今日であった。
               
 それにしても、何でも受け入れて、明るく振る舞ってくれるRUN☆TMの仲間の支えが、ありがたく感じられた今日でもあった。
何事も細工せず、流れゆく川の如く、吹く風の如くの心境で進むのも、あながち悪いものではないな・・と。 「ラクに行こうよマキモトサン・・」てことかネ?