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山西哲郎先生の『自然流セミナー』

 RUN☆TMが発足してやがて9年。初めて外部から超一流の指導者を迎えてのセミナーを催した。
先生は、今の市民ランナーの世界の礎を40年以上も前から指導されている、群馬大学名誉教授ほか日本オリエンテーリング学会会長など、数多くの肩書を持っておられる知る人ぞ知る山西哲郎先生。
先生のランニング理論は自然流ランニング哲学。
仲間が定義づけてくれましたが「ランニングのことを科学する指導者は無数に存在するが、ランニングを『哲学』する指導者は山西先生しか存在しない!」とキッパリ!まさに的を射た見解だ。
山西先生とRUN☆TMの牧元とは、42年前からの付き合い・・というよりは、牧元が師とあがめる指導者で、現在の根岸トレーニングも大半が山西先生からの影響を受けたもので占めている。
その『元祖』が、群馬の前橋から7月22日(土)根岸森林公園までご指導に来て下さったのだ。
         
 現在存在する、大半のランニング指導者の理論と実技の中心は、月間何キロ走れなどの距離を踏むことなど表面的な教えが大半。着地からどう身体を移動させ・・腕の振りは・・?姿勢は・・? それは走る上で大切なことなので間違った考えであるとは言わない。むしろ初歩の指導には決しておろそかにできない通り道だ。
 しかし、教えられたそのイメージを、走り出してからどこまで保つことができるか? おそらく大半のランナーはほんの始めのうちだけだろう。そこには距離を踏むにつれ疲労という足を引っ張る要素がつきまとうだろうから。
           
 山西先生の理論の中心は、光、風や目に映る風景、そこから自分の心、そしてランニング自体に自然が語りかけるもの。つまりランナーとしてよりも、一人間が走るという行動を起こしている時に、自然界から伝わって来るものを決してないがしろにしていない。そういった感性をランニングの中にいかに取り入れるかが先生の理論の中核を作り上げている。だから「ランニングを哲学する」指導者なのです。
牧元は難しく綴ってしまいましたが、理論的にはフォームやタイムのことを理解し自分のものとする理論の方が、どれだけ一般の市民ランナーには難しいこととして捉えるだろうか?
             
 先生の実技は、背景が芝生ということもあったが、いきなり「裸足になりましょう。」から始まり、セミナーが終わるまで参加者はシューズを履くことはなかった。
足裏全体に伝わって来る、シューズでの感触と全く異なった感触にも、たちどころに慣れ親しませてしまう先生の指導力。
 最後に落ちた枯れ枝で足裏が痛いはずの木立にまで、そのまま入り込んでのストレッチ。妙に違和感を感じない足裏に感じる感触だった。
          
 まだ、先生の教えや理論はこの場で伝えたいことはヤマほどあるが、最後に先生は牧元に「年に2度ぐらいは(根岸に)来ても良い」と言って下さった。
わが仲間にも、仕事や家庭の都合で参加できないことを非常に残念がっていた仲間が多数出たが、先生の最後におっしゃった「また来る」の一言は、来れなかった仲間や、ネットでこの記事を見た方々に光を与えて下さった。
 主催者RUN☆TMの牧元も、今回一回こっきりで終わらせるつもりはありません。
              
 最後に、先生の最近の御著書を紹介しよう。『三途の川を走って渡ろう』柏艪舎/発売:星雲社 定価:1,500円 書店やネットでも購入できます。
中高年ランナーばかりが読む本ではなく、山西先生のランニング哲学が網羅された名著だ。ぜひ若い皆さんも御一読を。    牧元

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