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LTサーキットに取り組んだ18人。

 「LTサーキット? 何それ?」と言うことなんでしょうね? 「今月は何キロ走った・・」「今月の残りの3日で〇〇K走ろう・・」なんて考えている人には、まるで無縁なトレーニングなんでしょうねえ。
ところが、今一般の市民ランナーに最も欠けている走ること。必要な基礎体力を養い、修正していくトレーニングがあるからこそ、個々のランナーのレベルアップにつながるということを、いったいどの程度の数の市民ランナーが知っているのか? ここに身体の土台をしっかりと組み直す、素晴らしい体幹補強トレーニングがあるのです。それが本日根岸で行った『RUN☆TMヨコハマ』のLTサーキットというトレーニングでした。
注)LTとはLactate Thresholdの略で、「乳酸性作業閾値」と訳されている。
               
 組み立ては、1Kコースでのビルドアップ⇒腕立て伏せ⇒腹筋⇒スクワットと、いたって筋トレとしては一般的な初歩的な方法で行うもの。本来のLTサーキット、レベルのもっと上のランナーが行うものはかなりタイトなものとなる。しかしこの日は2、3のランナーを除いてはほぼ全員が初めて取り組む目新しい内容。この日の参加者18名の中には初めて根岸に参加されたランナーが女性ばかり4名も含め、女性参加者が10名。こうなるといつものランニングスタイルと大幅に変わるこのトレーニングをメニューにして表すことに、かなりな神経を使わなければならなかった。顔ぶれで咄嗟にトレーニング内容を微調整しなければならないことにも、リーダーとしての手腕が問われるところ。

 そこで、1Kビルドアップはいつもの感覚よりペースを落としてラクに走ってもらい、サーキットを男性は1K走から次の1K走までの間に上記3試技を一度に各10回の反復とし、女性は1周ごとに膝を付いての腕立て伏せ、次の周回後には傾斜の上に上体(頭部)を置いてのラクな体勢での腹筋。そして次もやはり走って来た後にハーフスクワット10回、そしてまた次の周回を終えては膝着きスクワット~・・・。
 男女とも1時間を継続して行ってもらった。それも各自の給水休憩などもはさみ無理することなく・・・。
                        
 このトレーニングの意味するところは、静止した無酸素状態での筋トレと異なり、そこに有酸素運動(走り部分)が加わることにより、走りながらも無酸素状態に強くなることを念頭に置いている。こうした状態が作り出す効果はフルマラソンの後半の、特に30K以降の乳酸の発生を最小限に抑え、終盤になってもバテない基礎走力を作り上げることにつながってくる。
 見ていると、この集まりでもトップクラスに位置するランナーが意外に基礎体力が出来ていなかったり、初心者に近い女性がしっかりとした動作を平然とこなしていまうなど、意外な潜在能力の違いを垣間見ることができた。指導側に立っての見方からすると、非常に参考にもなったし、思わぬ潜在能力を持ったランナーを発見する源にもなったように思う。 ちょっと今日のコメントは理論的になりすぎて、読んでくれた皆さんまでもが疲れたでしょ? イヤ失礼しました。(ついアタマがイイもんで・・?)スミマセン!  牧元

晴天だったのに、あまりに冷たい風の根岸でした。しかしその裏では熱い走りが・・・。

 こういう日は仕方ないですね。参加者もいつもより少な目でした。また、これから3月までは毎日曜のように、頻繁に大会が行われている。まあ、それよりも参加者が少ないからと言ってボヤくのではなく、遠くは東京葛飾から参加をしてくれたMさんや前々回3年半ぶりに参加をしてくれた女性のSさんが再び来てくれたり、また、肩のケガで暫く姿を現せなかったこの会の中心人物の一人Yさんの復帰も明るいニュースだ。よく見れば歓び深い顔ぶれが揃っていることに、参加者の多い少ないだけで何の失望や落胆がそこにあるだろうか?今日もまた自発的にエアロビの片山さんが冒頭のりーどを取ってくれたおかげで、一気にトレーニングそのもののテンションも上がった。
                             

 今日は「ヤッソ800インターバル」。まず、400mのそれほど起伏の激しくない芝生コースを用意し、2周(800m)のマラソンペース走。これをマラソンで目指すタイムの縮小タイム、例えば4時間でフル完走を目指すのならば、この800mを4分で走り切り、そして次に半分の400mのジョグでつなぐもの。その1周だけの周回ジョグのタイムも4分で。さらに続けてまた800m~400mへと継続して走りを続ける。
 そして、トップを走るランナーが10セット(12K)を走り終える頃を目安に、他の参加者全員も終了となる。
 距離ばかりを優先的に考えてしまうと「何だたったの12Kか?」となってしまうが、実際に行ってみると、この800mペース走~400mジョグ~ペース走の裏側に潜んでいる、緩急の連続が乳酸を発生しにくくし、30K以降のスタミナに大きな影響を与えているようだ。走り終えた仲間も、このペースの出し入れにかなりのダメージを感じていたようで、「たかが12K」のはずが、「ズシリと応える12K」に変化していたようだ。ヤッソ800はそこが狙いのようだ。素晴らしく画期的なトレーニング法だ。
このトレーニングは、アメリカの『ランナーズワールド』誌の編集員バート・ヤッソ氏が数年前に開発し、アメリカでは爆発的な評価を得たトレーニング。私たちも3年前から取り入れている。
このトレーニングによって、アメリカでは無数の市民ランナーの記録ラッシュに湧いたと。
                 

『RUN☆TMヨコハマ』では、『リディア―ドのヒルトレーニング』『ファルトレク走(スピードプレイ)』『芝生上でのLSD』『芝生とロードの交互2時間走(10月)』と共に『ヤッソ800』を5大中心トレーニングとして捉えている。

*なお、このグループの名称を、『RUN☆TM』から『RUN☆TMヨコハマ』へと改称を検討中。『RUN☆TM』の仲間には、来週にも一斉メールでこの旨を配信し、意図やメリットを説明し、理解を求めるつもりでいます。牧元

熱いぞ!今年の根岸は。片山陽一氏のエアロビ初登場!

 熱いぞ!なんていうタイトルですが、実は日本列島に寒波到来で、ピリピリするような寒さの根岸でした。しかし寒いからと言って尻ごんでしまわないのが最近のRUN☆TM。
そこに現れたのが、片山陽一さん。エアロビックスのリードにかけては、すでに根岸ではかれこれ20年のリードをランナーの前で採り続けている、本物中の本物。もともと片山さんは同じ時間帯に同じ根岸でトレーニングをするTMクラブの人。私(牧元)がTMクラブを掌握していた時分からの20年にも及ぶ付き合いだ。その頃から卓越したセンスと、リーダーシップを取る存在だった。その片山さんから過日、エアロビをRUN☆TMでやってみたいと。この話は即座に実現。何しろ牧元がOKすれば今のところは何でもOK。(ちょっと言い過ぎか?)
                
片山さんのおかげで、この日のメインメニューの『リディア―ドのヒルトレーニング』に影響がでた。エアロビは体幹トレーニングに近いものがある。本日のトレーニングメニューのヒルトレもまさに体幹トレーニングそのもの。片山氏のエアロビが上手く本練習に連動して、ヒルトレでの動きの良いこと、良いこと!凄い相乗効果だった。
                
                                 
もともと、あらゆるスポーツにリズム感を切り離すことは不可欠。実はマラソンにだってリズム感の良いランナーとそうでないランナーとでは、レース中やトレーニングの際にも微妙に差が出てくるものだ。そうしたことを頭に入れながら片山氏のエアロに臨むと、RUNとは違った達成感を覚えるものだ。
          
                            
本日「エアロ」を逃げてしまって欠席した仲間がいたとしたら、今一度このあたりのことも考えて、次回のエアロに踏み込んで来てほしい。そういうのを何というか?「食わず嫌い!」なの?それとも「意気地なし!」なの?こんな恵まれたこと、めったにないわけですから、ついついこうした言葉も用いたくなる。
                        
最後に、本練習のヒルトレーニングには、ジュニアが3人も参加し、全体に若者が多かったフレッシュ感いっぱいの午前中となった。
終わる頃、芸術性豊かな黒い雲が現れ、極めて冷たい風と共に小雪がチラホラ。 でも充実感はまた今までとはちょっと違った趣のある根岸の午前中でした。(今日のことは脳裏に焼き付くよな~)

こんないい日もあるんですねぇ!

1月7日(土)から、今年の『RUN☆TM根岸トレーニング』が始まった。そのしょっぱな、いきなり大満足な数字「参加者20人」が躍った。その20人も計ったように男女10名ずつ。理想の数字の出だしとなった。聞くところによると、とりわけ女性の冬場は一般的には寒いと走らないらしい。ところがウチの人たちは、気持ちがしっかりしている女性が多いらしく、冬であろうが、暑さの真夏であろうが気持ちに揺るぎがない。昨夏などは毎週女性の方が多かったくらいだ。
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 そんな中で、とびきり主催者の牧元を喜ばす参加者が2名現れた。いずれも女性。その一人Sさんは体調が戻り、3年半振りいきなりの参加。もう一人のNさんは約1年振り。(下のスリーショット写真)
こういうことに喜びを見出せるのも、運営するものの特権でもある。更に言うならば、2~3年前には毎週3人~数人が精いっぱいの時もあった。それでもどういうわけか、そのままやめてしまおうなどととは一度も思ったことがなかった。「何とかしなければ・・?」の方が先だったような気がする。気持ちの持ちよう一つで局面は必ず乗り切れるものだと、今も確信している。
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さて、この日のトレーニングは『LSD』(ゆっくりと長く走る)。このトレーニングほど、簡単そうでいて難しいものはない。1Kのペースは7分以上かけなければ効果が上がらない。理論的な釈明はここでは省かせてもらうが毛細血管を強くし、肝臓へのエネルギーの蓄積を増し加え、そのことがフルマラソンの終盤でのスタミナ切れを防ぐことに通ずる。ならばスピード走でガンガン走れば良いではないかと思われるが、スピード重視のトレーニングだけではある一定のレベルまでは上昇できるが、人体の底部まで掘り返すトレーニングには至ってない。LSDはそれを究明するトレーニングだ。
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2時間の枠内で行ったこと。始めの40分は全員でのキロ7分走で、7分とはどういうスピードなのかを感じ取ってもらう。次の40分はグループ全体を3つに分け、各組一人10分ずつトップを変え、いろんなコースを選定してもらう。最後の40分はいよいよ自らを試してもらう意味から、全員が好きなコースに踏み出せる40分の単独LSD。このように大きく3つのバリエーションに分けることができるのが、グループで走るメリットともなる。

ゆっくりと長く走りさえすればそれだけでLSDだと勘違いしているランナーが多いが、取り掛かってみると非常に奥行きの深いトレーニングであることを知るのもLSDの凄さ。  牧元
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リディア―ドのヒルトレーニングの魅力。

ランニングに関するトレーニングで、リディア―ドのヒルトレーニングほど、明日以降に筋肉痛に出っくわすトレーニングもないだろう。ということは初心者はどれほど大変なことになっちゃっているんだろう? ところがそうじゃあないんです。初心者もアスリートも、ダメージは同じなところが不思議。4つの基本動作をPHOTOから説明してみよう。

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<ヒルスプリンギング>芝生の傾斜を利用して、上になるべく高く片足ずつジャンプしながら(まるで縄跳びジャンプのように)チョ~ンチョンと傾斜を上がっていく。足首からヒラメ筋(ふくらはぎ)の強化。しっかりと腕振りができていないと、へっぴり腰になって効果が出ない。

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<スティープヒルラン>(急坂での腿上げ)丹田、腸腰筋の強化、(しっかりと正しく腕を振る)胸郭筋、背筋のトレーニング。

<ヒルバウンディング>加速を付けて、なだらかな坂を大きくジャンプしながら登る。殿筋、ハムストリング(腱模様筋、腱膜様筋、大腿二頭筋を合わせての総称)*今回は写真がありませんでした。

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<ヒルストライディング>上記3パターンは全て傾斜を上らなければならない。上ったからには次の動作までに坂の下まで下らなければならない。その下りを大きなストライドで、伸び伸びと駆け下る、しかもレーススピードよりもかなりの加速がおのずと加わる。このスピード感覚を脳にインプットさせるための重要な下り坂走となる。しかし、下り坂をストライド伸ばしてグイグイ下ることのできる背景は、下が芝生や砂地のような柔らかいところでなければならない。ちなみに脳にインプットされたスピード感覚は36時間脳内に留まると言う説がある。だから、レース前に根岸の来て敢えて大会前日にこの下りだけの200mを2~3本行いに来る仲間もいる。

上記のように解説すると、「そんな場所近辺に見当たらない」となってしまう。しかし、その背景にピッタリなのがこの根岸森林公園の傾斜を伴った芝生。近県では、クロカンの全日本大会の行われる千葉の検見川が有名なくらいだ。
ところが横浜にもここ根岸森林公園では立派にクロカンは走れるし、リディア―ドのヒルトレーニングも十分行うことができる。
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RUN☆TMでは、月に一回はこの『リディア―ドのヒルトレーニング』を行っているので、もしこのサイトを読まれたら、是非その日に根岸にご参加下さい。おそらく全国を見渡しても、実業団でも学校関係の部活でも本格的にこのトレーニングを取り入れている所は極めて少ないのではないかと思っています。誰もが出来てしまって、誰もがもの凄い効果を得ることのできるこの『リディア―ドのヒルトレーニング』 リーダーの牧元が25年以上も前に、ジャーナリストで当時一流の女子マラソンランナーであった小松美冬さんと知り合ったのがきっかけ。小松さんはリディア―ドに門下生として弟子入りし、直接学んだスゴ技をここ根岸に来て教えて下さった本物中の本物のリディア―ドトレーニングです。
 その詳しい本は『リディア―ドのランニングバイブル』アーサー・リディア―ド著 小松美冬・訳 大修館・発行(1993年・初版発行) もし手に入るようでしたら是非ご参考にして下さい。

 すみません!この話を始めるとつい熱くなるんです。  根岸では絶えず皆さんにとってのインパクトのあるトレーニングを展開しています。是非一緒に走りましょう!  牧元
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フルマラソン、その陰に潜む落とし穴、そして12月走り込みの重要性。

 11月に行われた各地のフルマラソンのための10月の走り込みの重要性は、先にも述べましたが、意外や年明けの1月以降のレースのための走り込みの重要性を唱える記事や発言は少ない。
 むしろ、大型の大会は東京マラソンを始めとして、1月以降にこそ集中している。そこに目を向けた公のアドバイスはあまり見当たらない。
 そこで気が付いたのが、この12月の走り込みの重要性。11月に1レース出て、さらに今シーズンにもう一つ(大会)と考えているランナーも多いかと思ます。
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 そこでまず、11月に1レース出場、完走してきたランナーはまず目に見えない疲労素を取り除くことが先決!赤血球の数の減少から疲労感が残っているはず。こういう時は風邪にかかり易かったりもするので、あまり距離にこだわらずに、量よりも質とする内容の充実を考えたい。
 11月の大会で、自己最高や初完走などの好成績を残したランナーこそ、「よ~し、次はもっと上を・・」と意気軒高になっているランナーも多いかと。しかしそこにはすきま風が入り易くなっているので、まず自己過信に陥り易い自分自身を謙虚な態度で見直すことから始めたい。
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 11月までに大会を控えていたランナーにとっては、12月こそ非常に大事な走り込み期。10月の走り込みに匹敵するしっかりとした計画的な走りが必要となってくる。
 『RUN☆TMの根岸トレ』の12月はこうしたことを考えながらの「第2走り込み期」を迎えています。
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 加えて、全く異なった角度から、ジュニア(ユース)トレーニングにも本腰入れて、クロスカントリー走で基礎走力を養うことに取り組んいます。そのトレーニングは、中学・高校やジュニアだけの教室と異なり、大人の中で質量とも入念にコントロールする『有機栽培的』なトレーニングを取り入れています。それは親子でも参加しやすくしていますので、働くお父さん、お母さんとお子さんとの貴重なコミュニケーションの場としての土曜日。さらに独自性を加えながら前向きに考えています。
主催者の牧元はかつて洋光台で小・中学生多数(60人ほど)を10年間扱った経験を、今また根岸森林公園で再現しようと取り組んでいます。 牧元
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 五十何年ぶりかの11月の雪、気象庁始まって以来の11月の積雪の翌日、空は抜けるような晩秋の青空が広がった。根岸森林公園の紅葉もさらに鮮やかさを増し加えていた。おそらく前日は大半の仲間が走っていなかっただろうから、この日はある程度の参加者が見込まれた。結果は予想が的中!多くもなく少なくもなく17名の仲間を得た。
この日のトレーニングは『ヤッソ800』インターバルトレーニング。「なんじゃそりゃあ?」なんて言っているようでは・・・?まあいいか。数年前にアメリカの『ランナーズワールド』誌の編集員のバート・ヤッソ氏が発案し、全米で大ブレイクしたトレーニング方法。
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 400mのコースを設け、最初の2周の800mでフルマラソンで出したい目標タイムの上3つの数字。例えば本番での目標タイムを3時間50分とすると、この800mを3分50秒と。4時間00分狙いならば、800mで4分00秒ペースで走る。800mを一巡りした次は半分の400mを、先の800mで走った同タイムを目標にジョグ。ペースということを理解できない人はこの緩急の取り方が下手な人。
つまり800mがマラソンペースに多少の負荷をかけた配分ならば、400mはインターバル走の休養ジョグの部分。
どのくらいの所要走行時間をかけるのかといえば、トップのグループ(あるいは個人)がインターバル部分+ジョグのセットを10回こなした時点で全体も終了とする。
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 今回は、確かここ根岸での6度目の『ヤッソ』となった。意識的に今までになかった形として、同レベルのランナー数人ずつによるグループ走を試みた。これは効果的であった。今まではばらばらのペースで走っていたために、辛くなると落ち込みが激しく、しまいには今がペース走の部分なのか、ジョグ部分なのかわからなくなっていた。傍目にも全体がダラダラとただ400mの周回をジョグなんだか、持続走なんだか分からないペースでグルグルと廻っているだけ。これでは効果が上がるどころか、ただキツさに耐えているだけになってしまう。そこで思いついたのが、グループによるペースの維持と確立。狙いは当たった!前回までと異なったメリハリを各グループが示し始めたのだ。
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 『ヤッソ800』は通常トラックとか、一周400m取れる公園やロードの周回コース上で行われる。ところがRUN☆TMの背景は公園の芝生部分で、おまけに常に緩やかなアップダウンが続いてしまうので、発案者からすると多少邪道の懸念もあるのだろう。しかし、その常識では考えたくないことを敢えて用いて、全くダメだったらやめればいいし、ほんの少しでも新たな発見があるようならば、ひょっとするとさらなる進化につながるのかもしれない。
まだその回答は出ていないが、『ヤッソ800』は根岸森林公園で展開するRUN☆TMの非常に意味の深いトレーニングであることには違いない。しかし、『ヤッソ800インターバル』の持つ基本概念は今後も大切にし、続けていきたいと思う。それが発案者に対しての礼儀ではないだろうか?
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今回は、小学生高学年が2人、中学生が2人がこれに加わった。全部大人ペースで走らせるわけにはいかないので、疲れ具合を見て休息させたり、大人のジョグ部分だけを付き合わせたり、周回してきた女性に「〇〇ちゃんと一緒に走ってあげて」と伴走をお願いしたり、これもコントロールする側の面白さ。おかげで、天気は良いし参加者は最高のパフォーマンスは見せるし、言うことなしの土曜の午前中となった。「なんてしあわせなんだオレって・・」 牧元
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記録面だけではない、一ランナーとしての成長を確かに見届けた!

  前日の冷たい雨の一日がウソのような抜けるような青空。雨に洗われた紅葉が一段と映える、これ以上の晴天はないと言わんばかりの素晴らしい根岸だった。そして参加者もこの晴天に家でジーッとしていられなかったのだろう、20人が参加してくれた。初参加の女性も加わって、根岸は最高潮に達していた。
トレーニングは、10月以降2時間を費やしての走り込みに終始していたが、ここ一か月を見て来た範囲で、この走り込みの回を追うごとに、目に見えて『走る脚』が出来上がって来ている仲間の数が著しく増えて来た。どこをもって走り込みが出来ているか否かを判断するのかというと、走りのバランスが良くなり、力みが取れて来ている中で推進力が増してきていることをその判断材料としている。
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 走り込みが出来上がって来ている中で、取りれるのが『変化走』という言葉で表現する、スピードのバリエーションを加え、走る背景もロードや芝生でただ距離を踏む段階から、そこにスピードや用いる地形にさらに変化を増し加えた内容で、走り込み期で培った基盤に上乗せを計る。そこに各自のレベルアップが自ずと生じてくる。こうした季節や走り込み状態を判断して、全体のレベルに上乗せを計るのが今の時期。だから、この日のトレーニングに20人ものランナーが来てくれたのは、主催側としても大変嬉しいことだった。このレース期の中にあって、この練習に呼応してくれた参加者に対して、凄くこちらもやりがいをもって対応させてもらった。今まではなかなかこういうわけにはいかず、「ここで、こういうトレーニングをやっておいてほしい」と思うところで、空振り(極小人数)ばかりが続いていた。だからこの日は格別の嬉しさが伴うことにもつながった。野球でいうならば、やっとバットの真っ芯で球を捉えた・・そんな感じ・・なんでしょうか?
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 内容は、芝生の先の階段を上り、起伏勾配の激しいロードを駆け下り、その先の約50段の階段上り、ロードの平坦から芝生の200mの下りという1周1,400mの周回コース。それと並行して、初心者や体調が今一つのランナーのために、芝生だけの緩やかアップダウンの一周1Kの周回コースをも用意。ここで感心したのが、今までは念のために用意したこのような予備トレのためのコースなど誰も見向きもしなかったのが、この日に限っては、自分をコントロールし、後半になってから、メインの階段コースから外れて、自分の意志でこの1Kコースを使ってくれるランナーが何人も現れたこと。そこに目を向けてくれたランナーがこの集まりにも現れて来てくれたかと・・。自分自身の走りを自らの走りへとコントロールできるランナーが確実に成長してきている。記録面だけの成長ではない、一流ランナーなみの成長を見た思いがした。主催者の想い、そして狙いはここにあるのです。   牧元
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なんだか極めて「フツーの感じ?」のする根岸だった。

 「フツー」ってどういうこと? これをまた説明するのも表現が難しいですね。
そうですねエ・・まず参加人数でしょうか?今日は前回、前々回と比べるとそれぞれ2人ずつ増え14人。この14人という数も、10人前後でもなし、20人オーバーでもなし・・そうなんですフツーなんです。
しかし、このフツーが作り出すことこそ、一種の安心感と安定感を参加者に与えていたのではないだろうか? 率直に言って今日は落ち着きのある良い集まりでした。お天気も良かったし、久しぶりに参加してくれた方、最近参加し始めた方、偏りのないバランスの良さも、今日のトレーニングには欠かすことのできない落ち着きにつながっていたのでは?
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 大会があちこちにあるらしく、皆さんの会話に聞き耳を立てていると、出場してきたフルマラソンのこと、これから出るフルマラソンの調整のことが耳に入ってくる。そこにはかなり真剣にフルマラソンを捉えている様子がこちらにも伝わって来る。今日は先週フルマラソンに出て来た仲間、来週フルマラソンに出る仲間が半々を占めていた。そんな今日のメニューは「芝生での持続走」1Kコースを設定しておいての各自の納得のいくペース走で臨んでもらった90分。
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 中に中学生と小学6年生の根本姉妹。この二人には90分を走ることは強要できないので、一周ごとに姉妹交互のリレーで。特に小学生の梨織子ちゃんには、私やこの集まりの中心的存在の渡部恵子さんが交互に伴走。こうしたその時々を判断しての機転というのも、RUN☆TMの最近に見るチームワークの良さとなっている。そういえばもう忘年会の幹事さんが活動を開始しているのも、この集まりの安定に大きく貢献している。忘年会は12月24日(土)なのに、もう参加希望者は19名。いったいどういう規模になるのだろう。いつもの会場で大丈夫なんだろうか・・・と。
駅伝にしろ、忘年会やBBQにしろ、特にこの1、2年チームワークの良さも、ずいぶんと成長を見せている。 さすが働き盛りの皆さんだ! だいぶ歳を食ってきた牧元の出る幕がだんだん狭くなってきている。またそれが嬉しい!
「ランニングは社会そのものだ!」
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十分過ぎる手応え!洋光台北走り込み。

 今回のリポートは、いつもの土曜日の根岸森林公園のものではなく、新企画として本日(10月30日)始まった『洋光台北走り込みトレーニング(仮名)』をメインにお届けします。
当初この企画は2週間前に立ち上げる予定でいたが、諸事情で30日(日)にズレ込んでいました。

 このトレーニングの目的は、大会が乱立する世の中にあって、ランニングを愛好する人がずいぶん増えたが、肝心なランナーの下地作りともいえるきちんとした練習会、誰もが気軽に参加のできる場というのが意外に少ないことに気付いた。私(牧元)自身にしても日頃習慣的に走っているコースは、レースとはまるで違う世界に長年捉えていた。そんなある日、ふと「こんな条件の揃った素晴らしいコースを、みんなで走れたら・・・」と思いついたのが引き金。すぐに行動に出たのが、今回の走り込みの一環としての洋光台でのこの企画。
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 こうしたことを始めるには、情熱だけではランナーにアピールすることはできない。入念に調べ上げたあげく、長すぎず短すぎない距離の周回コース。距離計測が正確であること。排気ガスが少なく空気がきれいなこと。適当に緑のあるなどの自然条件、駅から近いなどの交通の便。駐車場の確保。市街地にも近い利便性のあること。トイレや着替え、シャワールームの確保。歩道が広く人出の少ないこと。全くの平坦ではない適度な起伏など、ランナーを迎え入れるには最低これだけの条件を揃える必要がある。練習会なので、あまり高額な参加料にはしない。様々な角度から冷静に考えを反復させ、果たして頭の中で考えていることに欠けている部分はないか? この企画をこうしてアピールするまでに、少なくとも半年以上は費やして、今日に臨んだ。その中でこの条件に余りある素晴らしい環境でありことにも気付いた。それは温泉施設「おふろの王様港南台店」が至近距離。スタートゴール地点から、富士山のすそ野まで見える絶景ポイントがあるということは、これから冬を迎える中で、雪をいただく霊峰富岳が背景にあることは、凄いことですよ皆さん!
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 ある程度主催者の牧元は本日を迎えるまでに、それなりの手ごたえは感じていたが、何分にも走ってくれたランナーの率直な意見も聞かなければ、単に牧元一人が熱くなっている独り舞台にすぎず戯言(たわごと)に終わってしまう。
とにかく動き出そう!そして今日、いよいよ長いこと膨らましていた企画を世のランナーに問う、内心凄く緊張する一日の始まりを迎えていた。
終わってから、参加して下さった4人の気心知れたランナーからの率直な反応を問うた。
結果として、上記の条件が牧元一人で突っ走っているものでもなく、良好な感触を得て第一回を終えることができた。要するに一般の市民ランナーの多くから、今後も賛同をいただけそうだという感触だけが終わってから残った。
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 これで「根岸森林公園クロスカントリートレーニング」に続く企画を加えることになった。この企画は市民ランナーがきちんと走り込んでからレースに出てほしいと常々思っている主催者牧元の願いであり、それの実現化でもあります。 さらに一つ宣言しなければならないことがあります。この洋光台での走り込み企画を、牧元自身の人生において、最後の企画と考えています。最後の場として地元洋光台で出来るだけ長く続けていきたいと思っています。
この企画は、ランナーにフルマラソン大会が続く、10月から3月までの半年間、月に2度日曜日に行うつもりですので、渾身のこの企画にどうぞ振り返って下さい。ご参加待っています。